“風のまやかし”で「ガツガツしすぎた」 後退の原英莉花はティショットに悔い
<ロッテ選手権 3日目◇14日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6573ヤード・パー72>
約1年8カ月ぶりの米国ツアーで予選通過を果たした原英莉花は、3バーディ・5ボギーの「74」と2つ落とし、トータル1オーバー・47位タイに後退した。
この日のポイントに挙げたのはティショット。フェアウェイキープはパー3を除く14ホールで、1つ伸ばした前日と同じ10回を記録したが、17番で池に落とすなど致命的なミスが出てしまった。「うまくフェアウェイがとらえられなかった」という理由について、原はこう振り返る。
「比較的、風も弱くて、“点”で狙いたくなってしまった。それで自分の体が反応してしまうことが多かった。スイングどうこうよりも、狙い目がガツガツしすぎたのが結果的にボギーにつながりました」
もちろんまったくの無風ということはなく、しっかりと吹いていたが、それでも3日間では弱いとも感じられた風のなか、伸ばしたい気持ちも強くなった。さらにティが前に出されているホールが多かったのも、ピンポイントで狙いたくなる気持ちを助長。「昨日までは気にならなかったバンカーとかもあって、本来は1つ(番手を)下げればよかったのにドライバーを握ったりして…」。このあたりのジャッジを悔やんだ。
「ほんとうにもったいないゴルフで反省するしかない」。こういった日々のジャッジの変化も、ハワイ特有の風に対応するためにには必要なこととなる。「切り替えて、あしたまたいいスコアで回れたらいいなと思います。後半はバーディが獲れず後味が悪いけど、そのイメージを消してひきずらないように」。ハワイでの戦いも残り1日。将来的な米ツアー進出をにらむ原にとって、大きな手ごたえを残す最終日にしたい。(文・間宮輝憲)
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