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最終プロテストを目前に今季4勝目、政田夢乃は“合格”に向けて「本当に自信を持っていける」

今季4勝目を挙げた政田夢乃(撮影:福田文平)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇第13戦 Sky ALL Sky Ladies Cup◇27日 本戦(一日競技)◇富里ゴルフ倶楽部(千葉県)◇6321ヤード・パー72>

6バーディ・ノーボギー「66」をマークし、6アンダーで今季4勝目を挙げた政田夢乃。「素直に4勝目はうれしいです!」と満面の笑みで喜びを表した。

ボギーなしで回ることができた要因はセカンドショット。「パーオンした回数が17回で、それもあまりロングパットではなかったので、ショットが全体的によかったんじゃないかなって思います」と振り返った。

ショットの調子がよかったからこそ、「すごく惜しいバーディパットが2、3個あったので、自分的にはもっと伸ばせたんじゃないかなっていう悔しさはあります」と反省の弁も。というのも、自身のベストスコアは「64」だけに、それを決めていれば更新していたからだ。

「更新できるかなって思ったんですけどね…。でも、ノーボギーで回れたのはすごくうれしかったです」と、来週から始まる最終プロテストに向け、政田にとって直前に自信となったのは大きい。

そして、以前よりもスコアが安定してきた理由があるという。「悪いときって、大体右に出てしまう感じなんですが、自分の中で右が出てきたら何を気をつければいいかわかってきた。ラウンド中でも直せるようになったのが大きいかなと」。コーチをつけていない政田は、練習のなかで自身がミスしたときのスイング動作を研究。その成果がついに実を結びそうなわけだ。

来週31日から始まるJLPGA最終プロテストに向け、今大会を休んでいる選手が多いなか、政田は「自信をつけたい」という思いで参戦。「それもちゃんと優勝っていう結果が出て。自分的にもすごく励みになりますし、本当に自信を持っていけるなという感じです」。

明日はプロアマを控えているが、「明日も優勝してお母さんに何かプレゼントしてあげたいです」と、表彰式の準備を行っているブースに並んだ賞品を見ながら指さしたのは、ロボット掃除機。最後は母親想いの一面も見せ、笑顔で会場をあとにした。(文・高木彩音)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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