残り150ヤード以上のフェアウェイバンカーも、UTでハーフトップさせれば簡単グリーンオン!
距離のあるフェアウェイバンカーはグリーンに乗せることを諦めがち。しかし、「ユーティリティを使えば150ヤード以上の距離でもグリーンオンの確率が上がりますよ」と、ツアー5勝の松村道央はいう。フェアウェイバンカーからユーティリティを使うときのポイントを解説してくれた。
◇
足場が不安定なバンカーから、150ヤード以上の距離を狙うとき、アマチュアが5番、6番アイアンで打つと高さが出なかったり、ダフってしまったりといったミスにつながりかねません。グリーンまで150ヤード以上距離がある場合、積極的にユーティリティを使うことをおすすめします。
ユーティリティを使う基準は、打ち出し方向のアゴの高さがヒザより低いとき。ほとんどのフェアウェイバンカーのアゴはヒザよりも低くなっています。
ユーティリティで打つときのポイントはハーフトップさせることです。プロはフェアウェイバンカーから、ユーティリティもアイアンもハーフトップで打っています。ユーティリティでも芝の上と同じように滑らせて打とうとするとダフって砂が飛び、飛距離が落ちてしまいます。ハーフトップだと高さが出ないと思われがちですが、アゴが低いバンカーなら十分に超えますし、低くて強い低スピン系のボールになってランが出るのでショートすることもありません。
ただし、ハーフトップを意識したときにダウンスイングが鋭角になり過ぎるのはNG! ヘッドが鋭角に下りてくると、ボール手前でダフリやすくなります。スイング軌道は超低空のレベルブロー。インパクトゾーンを低く、長くしましょう。
インサイド・アウトの軌道を意識するとヘッドを低く動かしやすくなります。また、胸、手元、ヘッドが一直線にボールを向いているとインパクトが安定しますよ。
■松村道央
まつむら・みちお/1983年生まれ、埼玉県出身。10年連続賞金シードとして活躍し、ツアー通算5勝をマークしている
◇ ◇ ◇
●昨年の4~5月、自己ワーストの4試合連続予選落ちを喫するなど、大不振に陥った稲見萌寧。そこで柳橋章徳コーチが提案したインパクトバッグとは? 関連記事【スイングの迷路に迷い込んだ稲見萌寧を復調させた1つの練習器具】をチェックしよう。
Follow @ssn_supersports