ツアー会場で見つけた面白ギアを紹介する。今回は2022年、23年と2年連続でシードを獲得しているショットメーカー、阿部未悠が一発で気に入ったという新ドライバーをレポートする。
阿部が使用しているのは、4月5日発売予定のブリヂストンゴルフの「B3 MAX」ドライバー。独自の構造により余剰重量を生み出し、40gのウェイトを様々な位置に配置。高い慣性モーメントを実現することで、ブレずにやさしく飛ばせる許容性を実現した。
「『B1』シリーズと違ってヘッドが大きめで安心感があります。ヘッドをポンと置くと、ペタッと座ってほかのクラブみたいに開くことがないので、座りがいいですね。構えやすいです。また、私はフェードヒッターなので、左に打ち出したい。『B3 MAX』は、やさしく球をつかまえてフェードが打ちやすいですね。そうかといってプッシュが出るわけでもなくて、フェースターンさせてドローも打てると思うので、アマチュアゴルファー向きだと思います」
そして、阿部が最も気に入っている性能は、雨でもボールがフェースの上で滑る感覚が全然ない点だという。フェース面に横だけでなく斜めにもレーザーでミーリーングを入れることで、雨でもボールが滑らないのだ。
「雨の日も何回かラウンドしたんですけど、滑ることはなかったので、そこはちょっと心強いなっていうふうに思います。独特のフェースの溝のおかげで、水滴がついてもコスリ球が全然出ませんでした。それでいて、打感が硬い感じがなくて、軟らかい感覚があるので好きです。弾くというより球をつかまえて、ラインを出しやすいんです」
直近の3試合は悪天候によるコースコンディション不良で競技短縮が続いている女子ツアー。これから梅雨時期に入っても、阿部にとってスベらない力強い相棒となりそうだ。
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