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メジャーVへ吉兆? 好調・岩井千怜に当てはまる“ハタチの法則”

ボギーフリーのラウンドで4位タイに入った岩井千怜(撮影:鈴木祥)

<パナソニックオープンレディース 最終日◇30日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6656ヤード・パー72>

岩井千怜が今週も上位に入った。出入りの激しかった予選ラウンドとは打って変わり、最終日は2バーディ・ボギーなしの「70」。伸ばしあぐねる上位勢を尻目にじわじわと浮上し、トータル5アンダー・4位タイでフィニッシュした。

これで直近4戦で3度目のトップ5入り。優勝こそないが、状態の良さは明らかだ。「気持ちを強く持って試合に臨むようにしています。誰よりも強い気持ちで行くことが大事。気合いで頑張るというのもあります(笑)」。技術のみならず、メンタル面での成長も結果につながっている。

スタッツにもその好調ぶりが表れている。ドライビングディスタンスは254.3ヤードで全体7位。パーオンホールでの平均パット数は1.772回で8位、パーオン率は70.2991%で16位とスキがない。

攻撃的なゴルフを展開し、平均バーディ数は3.8077個で4位。特筆すべきは初日の平均ストロークで、69.5524は堂々のツアー1位だ。今季は9試合に出場して、7回が初日にトップ10発進。スタートダッシュを決めて、試合を優位に進めることができている。

次週は国内メジャー今季初戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(茨城GC西C・5月4~7日)が控えているが、「試合に大きい、小さいはないと思っています。あまり(メジャーへの)意識はないですね」と泰然自若。あくまでシーズンの1試合、“38分の1”と捉えている。

「狙うのはやっぱり上位。来週も一打一打全力で、1ホール1ホール集中することを目標に頑張ります」。サロンパスカップは2019年から渋野日向子、西村優菜、山下美夢有と、3大会連続で20歳がカップを掲げている(2020年は開催中止)。20歳の岩井もその流れに乗りたいところだ。

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