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吉田優利が今年の米ツアー最終予選会出場へ エントリーしたことを本人が認める

米ツアー挑戦を明かした吉田優利(撮影:佐々木啓)

ツアー通算3勝の吉田優利が、今年11月30日~12月5日に行われる来季の米国女子ツアー最終予選会(Qシリーズ)に出場することが分かった。「日本女子オープン」のプロアマが行われた26日に、会場で本人がエントリーしたことを認めた。

プロアマのラウンド終了後に、このことについて聞かれた吉田は、「また今度お話します」と笑顔。多くは語らなかったが、それでも米国東部時間10月10日午後5時の締め切りを前に予選会にエントリーしたことについて聞かれると、「はい」とうなずいた。

現在、世界ランク66位につける吉田は、8月7日時点で設けられていた『世界ランク75位以内の選手は最終から出場可』という規定を満たしており、10月に開催される予選会(Qスクール)のステージ2は免除される。アマチュア時代から米国進出は大きな目標として掲げており、2020年のプロ転向から4年目、24歳になる来年の本格参戦を目指していく。

今年5月には公式戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制しており、3年間の複数年シードも保持しているが、それが背中を押したことについては否定。あくまでも胸に秘めてきたビジョンを、現実のものにするための挑戦になる。

Qシリーズは、米アラバマ州のマグノリアグローブGCで開催。ステージ2を勝ち抜いた選手に加え、吉田のように最終から出場する選手などが上位を争う。日本からはすでに西郷真央も出場の意思を表明している。またフロリダ州で行われるステージ2には原英莉花や、ステージ1を突破した山路晶らも出場し、最終行きを目指していく。

6ラウンドが行われる最終で45位までに入ると、来季メンバーとしてツアーに出場する権利を獲得。さらに20位までに入ることで、第1回リシャッフルまでに、より上位のカテゴリーで多くの出場権が得られる。昨年は勝みなみと西村優菜が挑戦。勝は5位、西村は24位で突破し、現在、米国を主戦場にしている。(文・間宮輝憲)

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