テーラーメイドが削り出しパターの新作を発表した。その名も『TP Reserve TRUSS』で、同社のセレクトフィットストア限定で9月22日に66,000円（税込、以下同）で発売される。これは中島啓太が投入して“確変”した『TP Reserve』にトラスネックが付いた4機種だ。中島が使う通常ネックの『TP Reserve』の3形状（57,200円）も、発売日未定ながら「9月中を予定しております」とのこと。
特徴は、削り出しだからこそ叶えられた重厚感のある打感と打球音。SUS303を精密に削り出したボディのフェースに、細かく削り出した「マシンドミルドグルーブ」と呼ぶ溝を掘ることで、重厚感ある打感と音になるとか。中島も「今までで一番しっかり音が出ますし、曲がるラインとかダブルブレークするラインを細かいタッチまで自分の思ったように出せる」と使用感を話している。
元々キャメロンユーザーだった中島には、削り出しパターの音と打感のフィールはすぐに武器になったようだ。5月に行われた国内男子ツアー「～全英への道～ミズノオープン」から『TP Reserve』のプロトタイプを使用し始め、その週にいきなり2位 ➡ 2位T ➡ 優勝 ➡ 2位 ➡ 3位Tと、凄まじい好成績に転じ「5週連続で最終日最終組」という“確変”っぷりを記録していた。
今年発売のモデルだけでも『トラス』ネック付きパターを大量展開しているテーラーメイド。セレクトフィットストア限定モノは、3月に真っ黒なトラスの『TP COLLECTION BLACK』（3機種・44,000円）、4月に可変機能付き『スパイダーGT MAX TRUSS』（60,500円）を既に発売している。
限定ではなく3月に『スパイダーGTx』のトラスネック7機種（50,600円）、5月に三角部分をカーボンで軽量化した『TP TRUSS』（7機種・44,000円）も展開済み。そして、9月にまた限定で今回の削り出し『TP Reserve TRUSS』（4機種・66,000円）を発売と、今年のトラスはなんと5ブランド目。新作の波はこれで一旦落ち着くのだろうか。
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