• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • クレカとほぼ同サイズ!? 「イーノウ」のレーザー距離計が小さいのに機能全部入りだった

クレカとほぼ同サイズ!? 「イーノウ」のレーザー距離計が小さいのに機能全部入りだった

懐かしの「ALBA Net記者」から小型レーザー距離計のインプレッション依頼が

 
記者 いや〜タナビーくん、ご無沙汰! 活躍ぶりは聞いているよ。
 
田辺 お久しぶりです、記者さん。おかげさまで何とかフリーランスを続けられています。
 
記者 実は今回、営業案件があってね。タナビーくんに演者をしてもらいつつ、とある商品のインプレッション記事を書いてもらいたいんだわ。
 
田辺 ありがとうございます! ちなみに商品は何でしょう?
 
記者 とりあえずモノを見てもらおうかな。

田辺 レーザー距離計ですか。ラウンドの必需品ですし、面白そうですね。でも、「イーノウ」なんてメーカー初めて見ました。
 
記者 イーノウは中国・深センの企業で、ポータブル電源とかソーラーパネルで人気があるね。公式サイトには「日本のポータブル電源市場に5年以上の深い知識と経験を培ってきたメンバーが集結し、2020に新しく創立したブランドです」って書いてある。この『EENOUR Ultra-mini U1000pro(以下、『U1000pro』)』は、世界的に権威のある「レッドドットデザイン賞」を獲得した商品なんだって。見てみ、この高級感のあるデザインを。アルミニウム合金を使っていて、質感にかなりこだわって作られているでしょ?
 
田辺 たしかに筐体の質感はすごく良いですね。あと、このサイズ感が驚きです。ここまで小型・軽量なレーザー距離計は見たことないです。しかも、だいぶ軽いですね。

記者 クレジットカードとほぼ同じサイズで、重さも131グラムしかないからね。スマホが200グラム前後だと考えるとポケットに入れても邪魔にならないし、かなり便利なんじゃない?
 
田辺 クレカと同じでスマホより軽いってヤバイですね。でも、これだけ小さいと機能的にはどうなんでしょう? レーザー距離計は持ち運びやすさも大事ですけど、それ以上に計測の精度とか、計測のしやすさとか機能がしっかり備わっていないと使えないですよ。
 
記者 それはこれからコースでチェックしようよ。今回は私も同行するから、レーザー距離計の活用法とかも教えてよ。実のところ時計型のGPSナビしか使ったことないし、レーザー距離計なんてものが本当に必要なのかっていう疑問もあるのよ。私みたいな100切りゴルファーは細かな距離の打ち分けなんてできないし、ざっくりした数字があれば十分じゃん。
 
田辺 そういう人って多いですよね。たしかに時計型のGPSナビって便利ですけど、ボクは断然レーザー距離計推しですし、初級者ほど絶対レーザー距離計を使うべきだと断言できます。いいでしょう。この『U1000pro』をがっつりテストしつつ、記者さんにレーザー距離計の魅力を知ってもらいますよ。

ピンにすぐ当たる。数字も瞬時に表示される

田辺 コースに着いたところで、早速、距離を測ってみましょうか。
 
記者 タナビーくん、なんか景色がすごくボヤけて見えるんだけど…。
 
田辺 レーザー距離計初心者あるあるですね(笑)。接眼レンズを覗きながら、リングを回してみてください。ピントが合うはずですよ。
 

記者 おお、すごくクリアに景色が見えてきた。品質の良い高透過率のOLEDディスプレイを採用しているとは聞いていたけど、これならピンも見やすいね。
 
田辺 レンズの見え方が悪いとすごいストレスですから、視界がクリアなのは嬉しいですね。この『U1000pro』、軽いですけど、意外にブレないですね。グリップの握り心地がいいから片手でも使いやすいですし、両手で持てば、さらにしっかりピンにレーザーが当てられます。

田辺 おおお! そして測定がめちゃくちゃ速い! 手前にある「測定ボタン」を押したらすぐに距離が表示されますよ。説明書によると測定結果が表示されるまでの時間が「0.06秒台」で業界最速クラスみたいですが、たしかにボクが普段使っている他社のレーザー距離計よりも速いかもしれません。これだけ小型なのに信じられないですね。
 
記者 タナビーくん、なんかテンション上がってきたね。でもさ、速いのは嬉しいけど、結局測るのってピンまでの距離くらいでしょ? 多少遅くても問題ないんじゃない?
 
田辺 記者さん、何を言っているんですか! ピン以外にも測るものはたくさんありますよ。例えば、ティイングエリアからだとフェアウェイバンカーに届く距離と越えるための距離、フェアウェイにある邪魔になりそうな木までの距離、ドッグレッグの場合はフェアウェイの切れ目までと林までの直線距離、あとは左右OBが浅い場合の距離など、大叩きを避けるために役立つ情報はたくさんあるんです。そう考えると『U1000pro』に搭載されている「連続測定」機能って最高ですよ。ボタンを押しっぱなしにするだけで、いろいろなモノへの距離が続けて測れますからね。

記者 それってしっかり距離を打ち分けられる、タナビーくんみたいな上級者だから必要な情報じゃないの?
 
田辺 レベルなんて関係ありませんよ。例えば、ティショットの時にバンカーが目に入ると絶対気になるでしょ? でも、距離を測って「170ヤード飛べば越える」って分かったら気にならなくなるから、ハザードを意識しすぎてスイングをおかしくすることも減るはずです。あとはボールを曲げた時も、レーザー距離計の出番です。グリーン近くまで運ぶのか、横に出すのか。その時にしっかりした距離の情報がないと、雑に横に出して、反対側の林やOBに打ち込んで大叩きするんですよ。身に覚えはないですか?
 

記者 あー! ある! なんで? 隠れてこっそり見てた?
 
田辺 そんなわけないでしょ。でも、『U1000pro』の機能、本当にすごいですよ。高低差を考慮した距離を表示する「スロープモード」まで搭載していますからね。昔だったら高額なハイエンド機でないと表示できなかったのに、このサイズでそれが実現できるってなにげにすごい技術ですよ。
 
記者 打ち上げや打ち下ろしのショットって番手選び、迷うもんな〜。高低差を加味して、打つべき距離を教えてくれるのは、たしかにありがたいわ。
 
田辺 競技だと高低差を測ることを禁止している場合も多いですが、『U1000pro』は直線距離だけを測るモードを使っている時に側面の緑色のLEDが点灯する仕様になっています。これなら怪しまれることもなく安心ですね。
 
記者 あと、ボタン長押しで使う「ピンロックモード」がめちゃ便利。一番近い目標物の距離を自動で測定してくれるみたいで、グリーンの奥に林があるときでも、速攻でピンまでの距離が表示されるし、ジョルト機能でブルッと震えて教えてくれる。個人的にはこれが一番すごい。レーザーってなかなかピンに当たらないから使ってなかったんだよね。

田辺 奥の林にばかりレーザーが当たって、ピンまでの距離が全然測れないことって結構ありますし、たしかに便利ですね。それにしても、このクレカサイズのボディにここまで機能を詰め込んでいるとは驚きです。しかも、価格もかなりお得な感じでしたよね?
 
記者 『U1000pro』はメーカー希望価格が33,576円(税込)。でもECサイトによってはクーポンがあって、適用すれば結構おトクに買えるみたいだね。レーザー距離計ってハイエンド機は10万円近いし、価格勝負の商品はいろいろありすぎて逆に不安なんだよね。『U1000pro』は小型・軽量・ピンロックしやすい・スロープモードありと必要な機能が全部入ってるし、ここがもうちょっとって部分が何もない。もう迷ったらこれでいいんじゃない?

関連記事