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“8年ぶりV”へ 原江里菜は1差で最終日へ 「静かにプレーできたら」【ステップ・コメント集】

原江里菜(右)が1打差からの逆転Vを狙う(撮影:福田文平)

<大王海運レディスオープン 2日目◇17日◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6605ヤード・パー72>

レギュラーツアー2勝の原江里菜が、“8年ぶりの優勝”に向け首位との1打差を追う。トータル4アンダーの2位タイで臨む最終日だが、「あまり期待しすぎず、静かにプレーできたら」と自然体を貫いていく。

それはゴルフの内容に納得いってないから。2日目も11番までに5つ伸ばしたが、12番で初のボギーを叩くと、13番さらに18番でもスコアをロスし、終盤伸ばしあぐねた。「きのうも、きょうも調子が悪くて、この位置にいられることが奇跡みたい」と話す原因は「ドライバー」だという。アプローチ、パターでしっかりスコアをまとめているものの、「フェアウェイに行く気がしない」というティショットが悩みの種だ。とはいえ「この位置にいられるのは上出来」という気持ちが、肩の力を抜いてくれることにもつながりそう。

開幕時のQTランクは89位。それでもレギュラーツアーの開幕戦になった「ダイキンオーキッドレディス」には出場し、24位という結果を残した。春先は推薦で出るレギュラーと、ステップの掛け持ちになりそうだが、上でのチャンスを生かし第1回リランキングで優先出場順位を現在の89番手からしっかりと上げていきたい。その前に愛媛で、2015年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来となるタイトルをつかみたい。

以下、上位陣のコメント。
■鬼頭さくら(1位、-5)
「優勝はすごくしたいけど、考えすぎると邪念が入ってしまうので、やるべきことをやるだけ。きょうは一日通じてパッティングが良くなかった。最後のほうは、入れたいという気持ちが強くて、迷いも出てしまいました。上手くストロークができず、本当に悔しい。ただ最終日の前に気づくことができたので、しっかりいい調整をしたい」

■西山ゆかり(2位タイ、-4)
「最終日も自然体で、最後まで諦めず、できることに集中して頑張ります。楽しみながら、勇気をもってプレーしていきたい。きょうはきのうよりショットが安定していたし、ミスもカバーできていたので、内容的には悪くないです。オフに50ヤード前後の練習を多めに取り組み、その成果が出ていると思う」

■工藤遥加(2位タイ、-4)
「飛距離が出るので、パー5でしっかり獲れたらチャンスがあると思う。リズムだけ注意して回りたい。きのうダボを2個打ったので、きょうはダボだけは打たないようにプレーしてきた。良いプレーだったので満足しています。WBCは本当に楽しいです。チーム一丸になって、皆さんアスリートとして本当に素敵だなと思います」

■仲村果乃(2位タイ、-4)※ルーキー
「最終日は、もちろん優勝を狙いたいけど、自分のやるべきことに集中してプレーしたい。楽しみです。きょうは雨だったので、リズムを意識して回ってきました。この試合会場に立っている実感がまだ湧かない。フワフワした感じですけど、デビュー戦で予選を通過できて嬉しいです」

■小林光希(2位タイ、-4)※ルーキー
「あしたは優勝を意識すると思う。優勝するにはチャンスでしっかり決めて、流れをつかむことが大切。きょうはチャンスがあったけど、バーディパットが全然決まらず、ストレスの溜まるゴルフでした。スコアを伸ばせなかったけど、周りも伸びてなかったので、最後まで諦めずにやりました」

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