1打惜敗のメジャーはいいイメージだけではない? 笹生優花は全米2勝目へ
<全米女子オープン 事前情報◇4日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>
あの勝利から2年。2021年大会を制した笹生優花は、“王座奪還”をかけた歴代チャンピオンとして「全米女子オープン」に臨む。それでも「やることしっかりやって頑張りたい」といつもの自然体。
土曜日に現地入りすると、日曜日、月曜日とハーフずつのプレー。開幕2日前の火曜日は1番からスタートして18ホールを確認した。「キレイです」と話す名門・ペブルビーチGL。かつて制した同じ米カリフォルニア州に位置するオリンピック・クラブと印象は「一緒ではない」と、密集するラフや小さなグリーンには警戒を強める。
前戦のメジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」では、サンデーバックナインでぐんぐん伸ばし、クラブハウスリーダーでフィニッシュ。惜しくも後続にかわされて2位に終わったが、「しっかり休めました」と、気持ちも新たにメジャー連戦を迎えている。
だが、日曜日にみせた猛追にも決していいイメージだけが残っているわけではなく、「いいショットも悪いショットもあったし、2日目もあまりスコアは良くなかった」と冷静に振り返る。それでも「3日目、4日目でしっかりアジャストできた。今週も今週でアジャストできれば」と話し、調子も「まあまあ」と悪くはない。
メジャー2勝目にあと1打と迫った、バルタスロールに続くメジャーの戦い。歴代チャンピオンに名を刻む一戦で、その惜敗の悔しさを晴らしてみせる。(文・笠井あかり)
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