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「ウェルズ・ファーゴ選手権」を制したウインダム・クラークの知られざる物語 亡き母からもらった大切な言葉とは

優勝した瞬間に感極まったウインダム・クラーク(撮影:GettyImages)

「ウェルズ・ファーゴ選手権」を制し、悲願のツアー初優勝を遂げたウインダム・クラーク(米国)。米国男子ツアー日本版公式インスタグラムでは、クラークが19歳の時に亡くなってしまった母とのエピソードをアニメーションで公開した。

公開された動画は、クラークの幼少期から始まる。クラークがゴルフを始めるきっかけが母だったこと、キャディバッグや学校に持って行くカバンなどに母がメモを残して恥ずかしかったことが紹介されている。思春期の彼にとっては、周りの友人からメモを覗かれることが少し恥ずかしかったと振り返っている。

しかし、クラークが年を重ね、試合のために地元を離れる機会が増えると、そのメッセージは心強いものに変わっていったようだ。クラークの母はメールで、メモに書いていた内容と同じメッセージを送っていた。書かれていたのは「Play big!(大胆にプレーするんだよ!)」の一言だけ。されどその一言は、彼にとって「単なる格言ではなく、人生の一部であり、毎日を生きる原動力」だという。

2017年にプロに転向してから勝てない日々が続いても、彼が諦めなかったのは亡き母からもらった大切な言葉があったから。今回の優勝で、憧れのオーガスタ・ナショナルGCでの戦いの権利を手にしたクラーク。来年の「マスターズ」で大胆にコースを攻略する彼の姿が楽しみだ。

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