ブライトン衝撃の大敗!三笘薫は唯一の得点を演出もエヴァ―トン先制点の基点となるパスミス
写真:三笘薫(提供:REX/アフロ)
5月8日、プレミアリーグ第35節「ブライトン対エヴァ―トン」の一戦は、1-5でエヴァ―トンが勝利した。
19位と低迷するエヴァ―トンがブライトン相手にアウェーで5得点という意外なゲームとなった。
来季のEL出場を狙うブライトンにとってはあまりにも痛い敗戦となった。
支配率21%、枠内シュート6本で5得点を挙げたエヴァ―トン
残留争い真っ只中のエヴァ―トンは、なんとしてでも勝ち点3を取らなければならないため、開始早々前線からプレッシャーをかける。
しかし、試合開始1分にも満たないファーストチャンスで得点したエヴァ―トンは、すぐに戦術を変更した。
「引いて守って最少人数でカウンター」
この戦術が見事にブライトンの戦術と噛み合い、次々にカウンターから得点を奪っていったのだ。
支配率はブライトンの79%に対してエヴァ―トンはわずか21%しかなく、枠内シュート6本(トータルシュート数10本)で5得点を挙げた。
途中出場した主力のソリー・マーチが終盤に筋肉系のトラブルでベンチに下がるなど、ブライトンにとってはホームでの痛い大敗だけではない最悪の事態となってしまった。
この敗戦で勝ち点を伸ばせなかったブライトンは、7位に順位を下げた。
EL出場権を争うリヴァプールとトッテナムよりも消化試合が2試合少ないとはいえ、今後アーセナルやニューカッスル、マンチェスター・シティのトップ3との試合が控えるだけに、出場権獲得は厳しくなったと言えるだろう。
痛恨の1失点目の起点となってしまった三笘
ブライトンは絶対に与えてはいけない先制点を開始1分以内に与えてしまったわけだが、その起点となったのが三笘のプレーだ。
試合開始早々ということで、丁寧にパスを繋ぎたいところだったが、三笘は不用意なパスで相手にボールをカットされてしまう。
そこから一瞬のカウンターで右サイドを崩され失点となった。
来季のEL出場権を獲得するために絶対に負けられない、勝利して勝ち点3を取らなければならない試合で最悪の入り方をしてしまったのだ。
その後5失点となったことからDF陣に批判が集まっているが、1失点目がなければ落ち着いて相手のプレスをいなしながら優位に進められた可能性が高かったため、責任を感じるべきプレーだと言えるだろう。
ドリブルでエリア内に侵入するプレーを見せるなど、三笘らしさも時折あり、ブライトン唯一の得点を演出するなど存在感は多少見せたが、全体的に見れば明らかに動きは良くなく、スランプに陥っていると言える。
三笘はこれでリーグ戦7試合連続得点なしとなった。
果たして三笘はこの最悪な状況から這い上がることができるのか。
今後のプレーに注目だ。
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