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岩井明愛が予選会トップで全米女子オープンへ! ツインズでの出場に「千怜と一緒に出られるのでうれしい」

21歳初戦は妹とともに出場する全米女子オープンになった(撮影:ALBA)

<全米女子オープンゴルフ選手権最終予選◇29日◇房総カントリークラブ房総ゴルフ場・東/西コース>

「とりあえず良かったです。千怜と一緒に出られるのでうれしいです」

岩井明愛(あきえ)が予選会をトップで通過。すでに出場権を手にしていた双子の妹・千怜(ちさと)と揃って、ツインズでの出場を決めた。

1日で36ホールをプレーする長丁場。西コースを回った第1ラウンドは4アンダーでプレーし、上位5人に与えられる出場枠圏内でターンした。10番からスタートした第2ラウンドは18番でティショットを大きく右に曲げてダブルボギーを叩いたものの、「しょうがないなという感じ。残りホールもあったのでバーディは獲れると思ったし、諦めないでよかった」と後半に4つ伸ばすチャージ。トータル10アンダーで、ペブルビーチ行きのチケットをつかみ切った。

先週の国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」は8試合ぶりの予選落ち。試合のない久々の週末は、土曜日を休養に充て、日曜日は浜名湖で練習をした。「1日休むと体の力がいい感じに抜けていたので、打ちたいところにボールが打てるようになってきていた」。持ち前のショット力を取り戻し、ただひとり2桁アンダーに乗せるほどのバーディを量産した。

世界ランキングですでに出場資格を得ていた千怜に続いた。プレッシャーは「全くなかったですね」と笑顔で話す。ツインズ揃っての出場も快挙だが、開幕前日の7月5日はふたりの21歳の誕生日。この偶然には「えー」とよろこびながら、「祝ってもらえたらうれしいですね(笑)」。忘れられない、思い出の海外メジャーとなりそうだ。

2月に米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」に出場し、海外ツアーへの想いはより一層強くなった。「こうやってまた海外にチャレンジできるというのはすごいうれしい」とワクワクの気持ちは止まらない。「上位フィニッシュをしたいけど、その前に予選通過を目指して頑張ります」とおよそ1カ月後の夢舞台に胸を膨らませた。(文・笠井あかり)

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