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67歳でレギュラーツアー予選通過の倉本昌弘 スイング軸は「30ヤードのコロがし」で作る

30ヤードの小さいスイングでも、しっかり体重移動をするのが、軸を保つ秘訣(撮影:ALBA)

今季、「関西オープン」で国内男子ツアー史上2番目の年齢今季67歳217日で予選突破を果たした倉本昌弘。ツアー通算30勝を誇る永久シードのレジェンドが、『軸ブレ』をしないためのコツをゴルフ雑誌ALBA869号でじっくり語っている。その中から、倉本お勧めの軸を保つドリルを紹介しよう。

「背骨を中心に振ることがスイングを安定させるためには、大切になります。その中でポイントとなるのが体重移動。アプローチでも体重移動は少なからず行っており、正しい体重移動の動きをつかむことが軸を保つためのコツと言えます」
 
背骨を軸に体を回転させる動きを覚えるには、「30ヤードのアプローチを打つのが一番」だという。歩くイメージで前後に足を動かす意識を持って打ち、徐々に振り幅を大きくしていくのだ。
 
「弾道はコロがしを打ちましょう。手先で球を上げる動きはしないように注意してください。上げる動作が入っては意味がありません。前後に足を動かして、トップで右足に、インパクトで左足に乗ることを意識して練習してください」
 
その際に注意したいのが軸のイメージ。背骨に長い棒が刺さっている意識を持つことが大事という。「長い棒を軸に上体を回転させる意識を持つと、スイング軸も前傾角度も保ちながら体重移動ができるので、ミート率が大幅にアップしますよ」
 
いきなり大きな動きから正しい動きを体感するのは難しい。倉本が言う通り、小さな動きがから始めることの方が、ミスが減る近道。それがゴルフ歴57年の倉本が行き着いた答えだ。国内シニアで何度もエージシュートを達成しているが、レギュラーツアーでの快挙も近いだろう。

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