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マックス・ホーマ、心ないヤジに激怒 “3ドルの賭け”が生んだファンとの小競り合い

ファンのヤジに激怒したマックス・ホーマ(撮影:GettyImages)

<BMW選手権 3日目◇19日◇オリンピア・フィールズCC ノースC(米イリノイ州)◇7366ヤード・パー70>

「BMW選手権」の3日目。最終組でプレーしていたマックス・ホーマとクリス・カーク(ともに米国)にファンから大きなヤジが飛び、ホーマがそれに対して“応酬”するという一幕があった。

問題が起きたのは17番パー4のグリーン上。ホーマとカークはともにバーディチャンスにつけていた。だが、カークが約6メートルのパットを打つ瞬間、グリーンサイドのスタンド側から大きなヤジが飛んだ。その結果、カークのバーディトライはショートすることに。さらにホーマの1.5メートルのバーディパットにもヤジがあったが、「しっかりとど真ん中から沈んだ」とこちらは無事にバーディを奪った。

どうやらヤジを飛ばしたファンは、最終組のプレーで3ドルを賭けたギャンブルをしていたようで、二人のパットの邪魔をするのが目的だった。これに怒ったホーマはファンに向かって叫ぶと、ホーマのキャディも怒り心頭に大声をあげた。

17番でバーディを決めたホーマは4バーディ・2ボギー・1トリプルボギーの「71」とスコアを落としたが、トップと2打差の4位に踏みとどまった。一方のカークは2つのダブルボギーが響き「75」と崩れて、19位に後退した。

ヤジの応酬はほとんど文字にできない言葉ばかりだった。最終的にそのファンは会場から追い出された。

ホールアウト後のホーマは「ゴルフでギャンブルをすることは大いに賛成」としたが、「彼(ファン)がクリスにしたことは失礼だ。これまではなかったが、ずっとこんな問題が起きるだろうと憂慮していた。何にせよ、あのパットが入って良かったよ」と話した。(文・武川玲子=米国在住)

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