米ツアーで感じた“応援される”ことへの喜び いざ、日本のプロテスト2次予選へ【谷田侑里香“最高峰への道”】
高校時代の1年間、そして大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、今年、再び海を渡り米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場にするツアープロだ。そこをスタート地点に、長年「世界最高峰の舞台」として胸に抱いてきたLPGAツアー参戦を目指している。その姿を追う。
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みなさん、こんにちは! アメリカで「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」(オレゴン州)、「フォーウインズ招待」(インディアナ州)に出場してきました。いまは日本ツアーのプロテスト2次予選(10日~13日、A地区)に出るため、日本に帰ってきています。
この2試合を振り返ると、まずは、どちらも予選を通ったというのはすごくよかったと思っています。ですが、インディアナ州での試合の最終日に崩れてしまったことには残念な部分があって、かなり自分でも落ち込みました(最終日に「78」と落とし40位)。最終日は、初日と2日目と全くコンディションが違く、強風で、なかなか厳しいコンディションでした。
いままでのエプソンツアーでの試合のなかでもトップクラスというか、1、2番目にグリーンが硬くて速いと感じたくらいです。そこでスコアをまとめていきたいと思っていましたが、ショットとショートゲームがどちらも噛み合わず…。それでこの結果になったかなと思っています。
耐えながらやっていくゴルフは自分のプレースタイルに合っていると感じていて、コースは自分にもチャンスがあると思っていました。予選は通ったにしろ、上位にいけなかったことがすごく悔しいです。ですが、来週にはすぐプロテストがあって、そんなことを言っていられません。気持ちの切り替えはできています!
前回お話したように、試合期間中は大学時代(ミシガン州立大)の先輩の自宅に泊らせていただきました。そこで、ゴルフ部のアシスタントコーチと3年ぶりにお会いし、本当にうれしい再会ができました。さらに驚くことに、予選ラウンドのペアリングがゴルフ部時代の後輩と同組だったのですが、そのキャディが男子のアシスタントコーチだった方でした!
まさか、ミシガン州での試合ではなく、お隣のインディアナ州で、このような機会があるというのはビックリです。ご縁だなと思いました。試合中だったので、なかなか話すことはできませんでしたが、後輩とも励まし合いながらプレーできて回りやすかったです。とてもうれしいペアリングでした。
これらだけではなく、ほかにもうれしい出来事がありました。予選ラウンドの2日間、インディアナ州在住の方が観に来てくださったんです。その方は、ミシガン州の試合でも応援してくれました。最終日には3時間以上をかけて来てくださった方もいました。天候も悪く、難しいコンディションのなかでも拍手してくださり、それがすごく励みになりました。
写真をいくつか載せているのですが、応援に来てくださった方全員とは撮ることができず…。一部となってしまいますが、来てくださったみなさま、本当にありがとうございました!
さて、10日からはプロテスト2次予選が始まります。会場は茨城県の静ヒルズカントリークラブです。何度か回っているコースですが、グリーンが大きく、ライン読みが難しいイメージがあります。ショットもしっかりピンにつけていけるようにしたいですし、ショートゲームも大事になります。まだ時差ボケもあり、深夜2時に起きてしまう状態ではありますが…。当日までに体のメンテナンスや練習などをしっかり行って準備して、頑張ります。
プロテストの緊張はまだ感じていませんが、やるべきことはアメリカでやってきたことと一緒だと思っています。4日間競技で、ショットが上手くいかない日などは絶対にあると思うので、そういったところでもマネジメントやショートゲームでうまくスコアをまとめていきたいです。みなさん、応援よろしくお願いいたします!
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