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「しっかり休めると思って」 古江彩佳は3月以来の予選落ちも前向きに、最終戦でリベンジへ

古江彩佳が今季2度目の予選落ちを喫した(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 2日目◇10日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>

古江彩佳が3月以来となる、今季2度目の予選落ちを喫した。イーブンパーからスタートしてこの日は2バーディ・3ボギーとひとつ落とし、トータル1オーバーの83位タイ。週末に進めずに、コースをあとにした。

この2日間を通して歯車が合わないプレーが続いた。「ショット、パット自体は悪くなかったんですけど、信じ切れないまま、ちょっと怖がりながら」と、コースとの相性が決してよくないなかで、厳しいプレーを強いられる。

長い距離が残り、そこから狙うグリーンは傾斜で転がり落ちる仕様。「バーディを獲らないといけない立場からすると、やっぱり(グリーンを)外したくない思いが先に出て、なかなかショットに集中できないところもあった」。持ち味でもあるショットの正確性を消されてしまい、スコアを戻せずに終わってしまった。

パー5が2つで、400ヤードを超えるパー4も多い。「飛距離がないぶん、自分は本当に完ぺきに回らないとバーディが多く獲れない」というのが、このコースと古江の相性。一つのミスが響き、それを取り戻そうにも安全にいってしまうジレンマを抱えながら、最後まで挽回は叶わず。2日間でコースを去ることになる。

次週はいよいよ、年間ポイントレースの女王を決める最終戦。舞台は同じフロリダ。思いがけずできた週末のオフは、「富士通レディース」から始まったここまで5週間の連戦で疲れた体を癒やすためと前向きに捉える。「リフレッシュして、切り替えて頑張りたい」。年間ポイントランキングは10位につけ、今季の日本勢を引っ張ってきた古江。悔しい思いを最後の最後にぶつけ、有終の美を飾る。(文・高桑均)

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