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チョン・インジがホールインワン! “ベントレー”獲得ならずも100万ドル寄付に「人生最高の出来事」

西村優菜(左)と健闘を称え合うチョン・インジ(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<シェブロン選手権 3日目◇22日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

西村優菜と同組でプレーしていたチョン・インジ(韓国)が17番パー3(164ヤード)でキャリア6度目のホールインワンを達成。しかし、インジの頭に最初によぎったのは「オーノー! あしたならよかったのに…」。

今週のスポンサーのひとつは超高級車を製造・販売する『ベントレー』で、コース内にも数台展示されている。17番パー3でのホールインワン副賞はベントレーの高級車なのだが、それをゲットできるのは“最終日”の達成者のみ。インジは一日違いで獲得できなかった。

「打った瞬間いいショットだと思った。歩き出して…もしかして“ホールインワン”? と頭をよぎったけど…あしたのためにとっておきたい! と思ったわ(笑)」とインジ。

インジの予感は的中した。ティショットはカップ手前数ヤードに落ちると、ラインに乗ってカップイン。大歓声が沸き上がった。大喜びのインジは西村とも大きくハイタッチ。笑顔がはじけた。

残念ながらベントレーはもらえなかったが、実は17番は大会スポンサーのチャリティイベント“シェブロン・チャレンジ”の対象ホール。インジのホールインワンによって、シェブロンは100万ドル(約1億3300万円)をLPGAファンデーション、大会が開催されているテキサス州ヒューストン地域のガールズゴルフなどに寄付をすることになった。

歓声の中グリーンにたどり着いたインジは、掲示板でそのチャリティを知ると、「これは車よりもずっと価値があること。人生最高の出来事だわ」と大喜びした。

「人々を助けることは私にとってとてもうれしいこと。自分のために何か高価なものを買っても幸せはほんの数日。だけど、基金を通じて誰かをヘルプすることができれば、それは10年後、20年後にまで生きてくる。だからそれはとても大きな意味があると思っている」

2015年に自身のファンデーションを創設しチャリティー活動を続けるインジだけに「きょうは本当にゴルフをしていて幸せだった」と大喜び。「この勢いを最終日につなげたい」とトータル3アンダー・18位タイからさらなる上位浮上を狙う。(文・武川玲子=米国在住)

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