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ジョン・ラームが今年3勝目で世界一奪還。『パラダイム』は今年7戦5勝目!【WITB】

タイガーがホストを務めた「ジェネシス招待」でジョン・ラームが今年3勝目!(撮影:GettyImages)

2月19日付けの世界ランキングが発表され、「ジェネシス招待」で今年3勝目を挙げたジョン・ラームが昨年3月以来となる1位を奪還した。キャロウェイの新作『パラダイム◆◆◆』にドライバーやウッドを変更した今年、出場した5試合で優勝3回、3位1回、7位1回と抜群の強さをみせている。
 
⇒⇒『パラダイム』は、選手がみな0.5°ロフトアップ!? ツアーを見続ける担当者の意見
 
既報の通り、米国キャロウェイのツアー担当者が「パラダイムを使用する選手は平均で0.5°ロフトアップしている」と明かしている。ラームの1Wシャフト『アルディラツアーグリーン』に変更はなく、今年の表示ロフトは10.5°でリアルロフトが11.3°だ。では、今季と昨季でヘッドを変更した影響はスピン量など詳細スタッツに現れているのだろうか?
 
【今季/昨季の平均1Wスタッツ】
●スピン量:2257.7rpm(204位)/2613.6rpm(82位)
●ヘッドスピード:119.84mph(28位)/120.71mph(16位)
●ボール初速:181.09mph(20位)/182.16mph(11位)
●打ち出し角:10.39°(125位)/9.93°(122位)
●頂点の高さ:105’11”(76位)/110’11”(28位)
●キャリー:293.4y(27位)/301.6y(9位)
●ALL DRIVE:310.7y(4位)/306.9y(2位)
●FWキープ:59.71%(87位)/62.5%(56位)
●右ラフ傾向:15.44%(81位)/15.38%(92位)
●左ラフ傾向:15.10%(131位)/10.99%(33位)
 
今季(2022-23)には、『ROGUE ST◆◆◆LS』を使った昨年2戦のスタッツも加味されるが、多くは『パラダイム◆◆◆』を使った今年5戦のもの。季節要因か夏場の試合が入った昨季はHSが速く、この辺りは夏を終えればデータも伸びるだろうか。また赤字のように、スピン量が激減して今季はキャリーが減ってランが伸びていることがよく分かる。
 
ちなみに、昨季使った『ROGUE ST◆◆◆LS』のフロントウェイトが10g、バックウェイトが4gと前側荷重だったのに対し、今年の『パラダイム◆◆◆』はフロントウェイトが5g、バックウェイトが10gと逆転している。ウェイト配分を逆点させても、今年はスピン量が減っているという点にも改めて注目したいところだ。

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