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米国で初!勝みなみと西村優菜が練習ラウンドで「たまたま」“競演” 次週のメジャー大会出場に気合を込めるのは…

西村優菜(左)と勝みなみ(右)が一緒に練習ラウンドを行った(撮影:ALBA)

<ロッテ選手権 事前情報◇10日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6603ヤード・パー72>

楽しそうに話しながら、笑顔で練習ラウンドを回る2人。今年から米国女子ツアーメンバーになった勝みなみと西村優菜が、ハワイで初めて一緒にプレーした。

「たまたまなんです」と2人が声を揃えるように、朝7時過ぎに1番からスタートした勝がハーフターンした時、10番からハーフラウンドを始めようとした西村の組とタイミングよく合流できたため、これが実現した。「先輩・後輩という感じももともとなくて、日本でも古江(彩佳)ちゃん、優菜ちゃん、(小祝)さくらちゃんとはよくご飯に行ったりしてるんです」(勝)という仲良しだけに笑い声の絶えない9ホールになった。西村も「こっち(米ツアー)に来て初めて日本の選手と回りました。話したいこともたくさんあって、楽しかったですね」とニッコリだ。

その西村は、今週を“勝負の4日間”と考えている。次週行われるメジャー大会の「シェブロン選手権」出場を確定させたいからだ。現在、西村は『CMEグローブ ポイントランキング』のカテゴリーで出場を目指し、132人のフィールドで116番目にエントリーしている。今週を終えた時に、これが133番目以下になってなければ出場が決定。西村以下の選手17人以上に一気に追い抜かれなければいい、という条件だ。

LPGAの広報担当者は「かなり有利な状況よ」と見ているが、もちろん油断はできない。今季日本で迎えた開幕時から出場することを目標にしていた試合とあって、「ラストチャンスなので諦めずにプレーしたい」と気合もみなぎっている。

人生で初めて来るハワイでは、やはり特有の強風とうまく付き合う必要性を感じ取った。「縦距離の合わせ方が難しくて、2番手から2番手半くらい(クラブが)変わる風も吹く。キャディさんと相談しながらうまく準備しています」と、その対策を練っている。

それでも、「リフレッシュできました。暖かいのが好きなので、やっとそういうところでゴルフができるうれしさもあります」と、1週間のインターバルもあったことでコンディションは良好。「ガマン強くをテーマに予選通過して、4日間しっかりと戦いたい」。そしてシェブロン選手権が開催されるテキサス行きのチケットを手に入れたい。(文・間宮輝憲)

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