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秋に向けてアイアンのお勉強! ラフからは「クラブを握らない」!?
ゆっくり振って芝の抵抗を最小限に抑える。力任せに振ると、ヘッドに芝が絡まりやすい。右手親指を緩めると、等速でヘッドが動き、振り抜きが良くなる
ラフからのショットは、「芝に負けないように」と、ヘッドを思い切り加速させて振ると、芝がクラブに絡まり、ヘッドがスムーズに抜けてくれません。だからといって、減速させても芝の抵抗に負けて、振り抜きづらくなります。
ヘッドの抜けを良くするには、加速でも減速でもなく、等速で振ることが大切です。ポイントは、手先を使わず、大きい筋肉を使って振ること。アドレス時に右手の親指をグリップから離して、その力加減のままスイングしてください。手先に力が入りにくくなり、体幹で振りやすくなります。アドレスからフィニッシュまでグリップエンドをおヘソに向けるのもポイントです。腕と体が同調してヘッドを等速で動かせますよ。
また、ラフからであればオープンスタンスでヘッドの抜けを確保するのも手です。スタンスなりに振ればアウトサイド・イン軌道になるので抜けがよくなります。ぜひ試してみて下さい。
片山純一
かたやま・じゅんいち/1989年生まれ、東京都出身。JGTOツアープレーヤーとして活動しながら、「西葛西インドアゴルフ」(東京都)で初心者から上級者まで幅広いゴルファーにレッスンを行う
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