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表純子が男子シニア会場で5差首位発進!? 最終日は「守りにいったらダメ」

鉄人躍動! 表純子が4アンダーのロケットスタートを決めた(撮影:米山聡明)

<ファンケルクラシック 2日目◇19日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6993ヤード・パー72>

「ファンケルクラシック」は2日目の競技が終了したが、45歳以上の女子シニア選手による2日間のエキシビジョンマッチが同じ会場で今日から始まっている。参加プロは肥後かおり、久保樹乃、表純子、斉藤裕子、高橋美保子、佐々木慶子の6人。その初日は表がひとりアンダーパーをマークして、後続に5打差をつける4アンダー・首位発進を決めた。

男子と女子はそれぞれ総距離が6993ヤード、6162ヤードとティの位置に差はあるものの、グリーンの硬さやピンポジションは同じ。男子は2日間を終えてアンダーパーが25人だけという中で、表の4アンダーは立派な数字だろう。その証拠にほかの女子プロは、2位の斉藤が1オーバー、3位タイの久保と肥後が4オーバー、5位タイの高橋と佐々木が5オーバー発進だった。

「悔しい思いをしたので、リベンジしたいなと思って(笑)。良かったです」と表は笑みを浮かべる。実は今年6月、女子シニアツアーに当たるレジェンズツアーの最終戦「JLPGAレジェンズチャンピオンシップ」も、同じ裾野カンツリー倶楽部で行われた。そのときは今大会よりも9ヤード長い、6171ヤード・パー72の設定。表は3日間で「78」、「70」、「75」のトータル7オーバーで18位タイだったのだ。

スコアが伸びなかった理由については「あのときはショットがあまり良くなかったです。ドライバーも新しいものに替えて距離も出ていなかった」と話す。現在使う『ステルス2』のヘッドに合わせてシャフトを替え、「ショットは全体的に良くてパター次第」というところまでドライバーを含めたショットの調子が戻ってきた。

この日も、「ショットが良かったんですけど、パターが入らなくて」と8番まではパーを並べた。「9番でバーディが獲れてから流れが変わったと思います」と、9番パー5で3メートルを沈めて最初のバーディを奪うと、パットのタッチが合ってきた後半に4つのバーディを重ねて、後続を突き放した。

あすは優勝賞金100万円に一番近い位置で最終日を戦う。「何があるかわからないですからね。守りにいったらダメだと思うので、まだまだバーディをいっぱい獲りたい」と、手綱を緩める気はない。キャディは「冗談で」頼んだら快諾してくれたという、女子プロの前田久仁子。二人三脚で100万円をつかみにいく。(文・下村耕平)

【エキシビジョンマッチ 初日の成績】
1位:表純子(-4)
2位:斉藤裕子(+1)
3位:久保樹乃(+4)
3位:肥後かおり(+4)
5位:高橋美保子(+5)
5位:佐々木慶子(+5)

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