「必ず戻ってきてプレーしたいと思っていた」 香妻陣一朗が狭き門を突破、LIVゴルフにカムバック
<LIVゴルフ・プロモーションズ 最終日◇10日◇アブダビGC(アラブ首長国連邦)◇7632ヤード・パー72>
香妻陣一朗が狭き門をくぐり抜け、来季LIVゴルフの出場権を獲得した。36ホールを戦った最終日は、残り2枠をかけたキーラン・ビンセント(ジンバブエ)、ローリー・キャンター(イングランド)との三つ巴のプレーオフを勝ち抜いた。
プレーオフ1ホール目では、ティショットを池に入れてピンチに立たされた。「ちょっと諦めかけたけれど、最後まで諦めなかったら自分にはいいことがあると思って」と引きずらなかった。そして3メートルのパーパットをねじ込み、力強いガッツポーズを見せた。
パーで分けて迎えた2ホール目では、キャンターがダブルボギーで脱落。最後は1.2メートルのパーパットを沈め、プレーオフの勝ち抜きに成功。出場権を自らの手でつかみ取った。
初日、2日目でともにカットが実施。香妻は第1ラウンドなどの免除はされず、通過者3人のなかで唯一、3日間72ホールを戦い抜いた。「3日間いいプレーが出来たらいけそうな感じで、調子はよかった。でもまさか、自分がここに立てるとは思っていなくて、ビックリしています」と笑顔で心境を語った。
LIV初年度の2022年に、開幕戦「ロンドン」から3試合に出場した。最高位は第2戦のポートランドで6位。それ以降は、メンバーに入ることはなかった。「去年プレーさせてもらったときに、必ずここに戻ってきてプレーしたいと思っていた。それが叶ってうれしいです」と、日本勢初となるフル参戦に喜ぶ。
来シーズンは2月2~4日にメキシコ・マヤコバで初戦を迎える。「いつもと変わらず、LIVの開幕に向けて、トレーニングと練習を重ねていきたい」と、新たな挑戦へと意気込んだ。
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports