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「弱さを感じる」前半健闘から後半失速 西村優菜は手探りの50位発進

西村優菜は2オーバー発進に不満隠さず。2日目こそはショット復調の糸口を見つけたい(撮影:ALBA)

<CPKC女子オープン 初日◇24日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>

年間ポイントランキングを上げて、10月以降のアジアシリーズの出場権を獲得したい西村優菜は、カナダのナショナルオープン初日を2バーディ・4ボギーの「74」で回り、2オーバー・50位タイで終えた。ふがいない成績に、「最後は結果がすべて」と唇を噛んだ。

10番からスタートしバーディが先行。前半は1アンダーと上々の滑り出しを見せた。要所でアプローチやパッティングで魅せてスコアを伸ばし、迎えた後半。特に終盤の5ホールで試練が待っていた。

5番でボギーとすると、7番パー5では距離の残った3打目が木の根元に止まり、またもボギー。最終9番ではグリーン奥のラフから絶妙な寄せで1メートル弱につけたが、パーパットがカップに嫌われて肩を落とした。

「最初はいい感じでラウンドしていたんですけど、こうなってしまうところに自分の弱さを感じる」と声を絞り出す。貯金を守れずに吐き出した後半は、特に悔いが残るプレーとなってしまった。「これだけブレると戦えない」というティショットは欧州転戦時から不安を抱えているが、解消には至っていない。「練習のときはできるんですけど」と納得のショットを並べるが、コースに出ると振り切れないもどかしさを抱える。

前半から長い距離やきわどいパーパットを沈める粘りを見せたが、最後のパットはショックが大きかった。「最後のあれを外しているようじゃ、という感じです」。不安なショット面をカバーするはずの小技でスコアを落としたことが許せなかった。

欧州4連戦を終えて乗り込んだカナダ戦。「自分でも分かっていない部分はある」と修正については手探り状態。とはいえ、まだ決勝進出圏内の50位タイと絶望するものではない。しぶとさは西村の売り。各選手が手こずる難コースでの戦いは、まだ始まったばかりだ。(文・高桑均)

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