石川遼にとって御殿場は「憧れの地」 大会最多4勝目を目指す
<三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報◇8日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>
石川遼が3勝を挙げている御殿場に帰ってきた。ディフェンディングチャンピオンとして、「憧れの地」である太平洋C御殿場Cに挑む。
先週はメキシコで行われた米ツアー「ワールドワイド・テクノロジー選手権」に出場し、予選落ちに終わった。「ゴルフの調子自体はそんなに悪くなかった。結構課題をもらった。(課題は)ティショットなんですけど、コース的にはフェアウェイがすごく広くてラフがほぼゼロだったんですけど、狙いどころが悪くてパー5を中心にしかバーディを獲れなかった。その反省を生かしていきたい」と今週のプレーにつなげる。
日本には5日に帰国し、6日、7日は休養に充てた。メキシコでは原因不明の体調不良に陥ったが、帰国後の体調は万全だそうで、本日8日はプロアマ戦に参加して調整を行った。
今年のコースの印象は「グリーンがすごく硬くて速い。ちょっと怖いなと思うぐらいの仕上がりです。わかりやすく言うと、下りのアプローチとかが1メートルオーバーで止まるところが、2メートル行くっていう風に思ってもらえると」と警戒を強める。
今大会は2010、12、22年と3勝を挙げている思い出の舞台で、さらに今年は大会のアンバサダーにも就任した。
「まさかだったので、非常にありがたいお話で、本当に光栄です。ここは憧れの地であり、憧れの大会でもあります。昨年の優勝はとっても大きな支えとして、自分がやってきていることへの後押しになりました。今の現在地を知ることができますし、ベストを尽くして頑張りたい」。大会最多4勝目へ力の限り戦う。(文・神吉孝昌)
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