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ニュードライバー、ニューパターで快勝 マキロイは“飛ばないボール”を支持!

グループリーグの初戦で勝利を挙げたローリー・マキロイ(撮影:GettyImages)

「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」のトーナメント進出をかけたグループ総当たり戦がスタート。ローリー・マキロイ(北アイルランド)はスコット・スターリングス(米国)に3&1で快勝した。「後半でいいパットが決まってくれたのが勝因」と新しく手にしたスコッティ・キャメロンのニューポートに満足げ。

ドライバーは「ステルス2」、シャフトをフジクラの「ベンタスブルーTR6X」に変更した。「ドライバーショットは非常に良かった。僕にとってティショットはゲームのとても重要な部分」と好感触。「去年はほぼ44インチのドライバーを使っていたが、今年は新しいドライバーを44.5インチにしていた。ドライバーにロフトが多いのは好まないのだけど、スピンが十分でなかった。それで、他の部分で調整しようとシャフトをほんの少し軟らかくした。きょうはそれがとてもうまく行ったと思う」とうなずいた。これも2週後に迫る「マスターズ」を見据えてのこと。

そのマキロイは前日、米メディアの「NoLying Up」のインタビューで、議論を巻き起こしている“飛ばないボール”への支持を語っている。

「一般のアマチュアゴルファーからゴルフの楽しみを奪うことには絶対に反対」と前置きしつつ、「エリートゴルファーに限ったルールだというところがとてもいい」と支持。「反対意見が多いことも知っているが、飛ばないボールを使用することで、すぐれた選手がより分かるようになる」。ティショットの飛距離が約15ヤード落ちることで、2打目以降はより長いクラブでグリーンを狙うことになる。「飛ばすだけではなく、より多くの技術が必要となる」と持論を展開した。

さらに「ちょっと自分勝手かもしれないが、この提案は僕には有利だ」として、「ゴルフ界をより発展させる。もしメジャー大会が飛ばないボールを採用するなら、PGAツアーも採用すべきだ」と賛成をクリアにした。(文・武川玲子=米国在住)

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