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“楽しさ”と“笑顔”あふれた夏休み 笹生優花が2日間のジュニアイベントを開催

笹生優花がジュニアイベントを開催した(撮影:ALBA)

海外メジャー今季最終戦「AIG女子オープン」(全英)を終え、笹生優花が17日(木)から2日間にわたり、茨城県・静ヒルズカントリークラブでジュニアイベント「YUKA MEET&GREET 2023」を開催した。

昨年12月に続く自身2度目のイベントに、小学生19人が参加。シーズンの真っ只中だが、「夏休みでもあるし、試合は夏のほうが多い。試合のパフォーマンスに近い状態で会えるのもいい」と予定を組んだ。

さらに、前回は1日のみだったが、今回は1泊2日にパワーアップ。「暑くて、朝から夕方までずっとというのも難しい。クリニックもしつつ、コンペ的なラウンドもしたほうが楽しいかなと思ったので」と進化した内容に、子供たちは笑顔の絶えない時間を送った。

笹生自ら、ジュニアを玄関で迎えると、まずは練習場でドライバーとアプローチのクリニック(レッスン)。ひとりひとりのスイングと打球をみると、打席に入って“直接”指導した。「こうしてみよう!」というスイングのアドバイスとともに、「こういうドリルがあるよ」と日頃からできる練習法を教える姿も。クラブで頭を押さえてもらうようなドリルでは、笹生が実際に行ったあとに見守る保護者にそのやり方を教える、なんていう場面も印象的だった。

練習グリーンに移動してアプローチのレッスンをすると、次はパー3ホールでのニアピン対決を実施。世界トップ選手との対決ともあって、ジュニアも笹生も、その表情は真剣そのもの。結果は「負けました(笑)」とレベルの高さに驚いていたが、「負けても楽しい」。ハイタッチしたりと、終始和気あいあいとした時間が流れていた。

2日目にはジュニアと一緒にコースでラウンド。各組3ホールずつと限られた時間だったが、笹生のプレーを間近で見ながら「いまどうやって打ったの?」、「こういうライはどうやって打つの?」と質問は絶えない。“飛ばし屋”として鳴らす笹生をオーバードライブした男子もいて、それには「すごい上手」と目を丸くしていた。

かつてアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)のジュニア大会に出場したが、その経験がこのイベントのきっかけとなった。「なにか言われたというよりは、一緒にゴルフしたり会話ができたというのがすごく楽しかった。それを感じてもらえたらいい」。自分の忘れられない思い出を、ジュニアにも体験してもらいたい。そんな思いとともに、笹生はジュニアと同じ目線に立ちながら、ゴルフの楽しさを共有していた。

参加した金城あんなさん(小5)は「楽しかったです。最初はドキドキしたけれど、優花プロが優しかったので、ドキドキしていたのがなくなって話しかけられた。教えてもらったことがいっぱいあって、どんどん頑張っていきたいです」と振り返るなど、子供たちにとって忘れられない夏休みの思い出となった。もちろん、笹生にとっても「みんなとゴルフ、ラウンドができた。楽しかったです」という、充実した一時帰国に。リフレッシュして、次戦のカナダへと向かった。

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