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アーセナル勝利も冨安健洋が遅延イエロー&不可解イエローで退場、序列に影響か

冨安健洋(Photo by Mike Hewitt / getty images sport)
日本代表DF冨安健洋はアーセナルにおける序列を上げる最大のチャンスを掴み切ることができなかった。

8月21日、プレミアリーグ第2節「クリスタルパレス対アーセナル」の一戦が行われ、0-1でアーセナルが勝利した。

冨安は60分にスローイン時の遅延で1枚目のイエローカード、67分には相手選手を倒したとして2枚目のイエローをもらい退場となった。

左SBでスタメン起用された冨安

シーズンが始まる前は、カップ戦くらいしか出番がないのではと予想されていた冨安だが、早くもチャンスが訪れた。

左SBのティンバーが右膝前十字じん帯損傷で長期離脱となり、ジンチェンコも完全復帰はできていない。

ティアニーも左SBの2番手争いをしている選手だが、クラブとの関係性からかベンチ外となっている。

アーセナルにとっては厳しい状況だが、冨安にとってはこれ以上ないほどの幸運な流れであると言える。

実際にティンバーが負傷した開幕戦では代わりに冨安が左SBとしてプレーした。

そして迎えた第2節、予想通り冨安が左SBのスタメンとして起用された。

この試合で安定した活躍を見せれば、シーズンを通して重宝される存在となれたことだろう。

しかし、残念ながら2枚のイエローカードで退場という最悪の結果となってしまったのだ。

1枚目のイエローは妥当、2枚目のイエローは不可解なものに

60分、左サイドでスローインをしようとした冨安だが、時間をかけすぎてイエローカードをもらってしまう。

54分にアーセナルがPKで先制した直後であるがゆえに、時間をかけたスローインは「時間稼ぎ」と捉えられる可能性が高く、軽率なプレーだったと言えるだろう。

しかし、67分にもらった2枚目のイエローカードは不可解だった。

クリスタルパレスが左DFラインからWGのジョルダン・アイェウにロングパスを入れる。

冨安はアイェウに身体を入れ替えられて前方に飛び出されそうになる。

アイェウに身体を当てているのは確かだが、明らかに掴み引っ張っているわけではない。

ファウルをアピールしたアイェウが上手かったわけだが、ファウルは妥当であってもイエローカードの判定は不可解だと言わざるを得ない。

結果的にアーセナルは10人で逃げ切り開幕2連勝を飾ったわけだが、冨安にとってはかなりネガティブな試合となった。

次節は出場停止となるが、果たして処分が明けた際に冨安に再びチャンスは与えられるのだろうか。

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