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「4日間経験が積めてよかった」 古江彩佳は『75』もショット面で手ごたえ

古江彩佳は予選突破も悔しい結果(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<シェブロン選手権 最終日◇23日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

トータル3オーバーで最終日に臨んだ古江彩佳は、3つのボギーを叩いてバーディはなし。トータル6オーバー・52位タイで今季のメジャー初戦を終えた。前日までとは打って変わって寒さに身を震わせる戦いでもあったが、「スコアは気にせず、難しいなかでも自分のなかでいいゴルフができた」と満足感も口にした。

初日は「68」で2位発進したものの、そこから「75」、「76」、「75」と落としつづけるタフな3日間を過ごした。前日はショットを打った後にピタリと風が止むなど「アンラッキー」なケースが頻発したが、最後の18ホールは「自分を信じながら、悪いショットになっても、またチャレンジできたらと思えた。いいショットは多かったので切り替えてできました」と割り切ることもできた。この満足感は、「狙ったところに打ち出せた」というショット面の手ごたえが大きい。

もちろん順位は「残念」な結果に終わったが、「4日間戦えて、難しいコンディションでまた経験が積めてよかった」という思いもある。快晴、雷、雨、寒さ、そして風と日替わりともいえる天候への対応という面でも「すごく勉強になりました」。それでなくても6800ヤード超の長いコースのうえ、雨の影響で重くなったフェアウェイなど、日々変わる状況にアジャストするうえで大事なものを感じ取ったようだ。

昨年は全5試合のうち3度予選落ちを喫したメジャーだが、今年は初戦から4日間を戦いきった。さらに上を目指すために必要なことについては、「グリーン周りはまだまだ足りないところがある。ショートゲームを伸ばしていきたい」と答える。2週連続の3位や涙の予選落ちなどがあったここまでのシーズンについては「ぼちぼち。よかったり悪かったり両方あったかな」と振り返る。来週からまた気持ちを切り替え、米ツアー2勝目を目指していく。(文・間宮輝憲)

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