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畑岡奈紗は“バーディショット”などでカムバック 次戦は昨年優勝の地「アイアンの修正がすごく必要」

畑岡奈紗は優勝争いに絡めずに終わった(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<シェブロン選手権 最終日◇23日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>

畑岡奈紗は5バーディ・5ボギーの「72」と伸ばせず、トータル2オーバー・37位タイで今季最初のメジャー大会を終えた。11番までに3つ落とす苦しい展開だったが、13番、16番、17番のバーディで終盤にカムバック。この4日間については「フェアウェイから打つチャンスを生かすことができなかった。そこに関してはすごく悔しい」と、アイアンショットの状態を問題視した。

16番パー4はティショットを曲げたことで、2打目を刻んでの3打目勝負となった。残り86ヤードから54度のウェッジを握ると、この“バーディショット”を直接決めた。ここに関しては「けっこう悩んで打ちましたけど、あの選択でよかったと思う。ラッキーもあったり、まだ不安な部分のほうが多い」と振り返ったが、続く17番は3メートルのチャンスを決めた。「すごく自分らしいショットで獲ったバーディだったと思うので、そのイメージを忘れずに来週以降につなげていきたい」とようやく生まれた納得の一打だった。

初日は「70」と上々の滑り出しを切ったが、2日目に「“今年イチ”と言ってもいいくらいショットの調子が悪かった」というほどアイアンが精度を欠き、それを最後まで修正することができなかった。「ティショットは感覚は悪いながらもフェアウェイには運べているけど、そこからのチャンスメイクが今週できなかった。やっぱりアイアンの修正がすごく必要だと思う」と、生命線の改善が急務となる。

最終日は前日までとは一転、風も吹く寒い一日に。「きょうは一番気温が低くて風も冷たかったので、さらに飛距離の調整で難しい部分があった。今週は風の向きが何秒かで変わるということもあったし読みが難しい」という部分も、スコアメイクの妨げになった。

来週はカリフォルニア州で行われる「JMイーグル・LA選手権」に出場。この大会のコースは、昨年優勝した「DIOインプラントLAオープン」が開催されたのと同じウィルシャーGCだ。「市内のコースで、去年は風が強い印象があったけど、毎年コンディションが全然違う。(グリーンが)硬くなるとすごく難しいイメージがあるコースなので、明日移動してみて、どういった状況なのかを判断したい」。今季初勝利、そして次なるメジャーへ向けての準備に入る。(文・間宮輝憲)

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