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“米経験者”二人の初日は? 山口すず夏「課題は明確」、長野未祈「学校の試合よりも緊張しない」

山口すず夏は初日を1オーバー 2日目から上位を目指す(撮影:ALBA)

<LPGA Qスクール(予選会)セカンドステージ 初日◇17日◇プランテーションG&CC(米フロリダ州)◇ボブ・キャットコース=6543ヤード・パー72、パンサー・コース=6363ヤード・パー72>

米国オレゴン大で活躍する長野未祈と米ツアーに参戦経験のある山口すず夏の二人が、そろって最終予選会(Qシリーズ)進出が見える位置で初日を滑り出した。

2次予選には188人が出場し上位40位タイまでがQシリーズに進む。長野は第1ラウンドをイーブンパー・34位タイで滑り出した。「パターが悪くてこのスコア」と総じて悪くない中で取りこぼしたという。ダブルボギーも打ちながら、それでも3連続バーディなど、なんとか耐える1日を過ごした。

夜は大学の勉強をしながら臨んでいる今回の予選会。「きょう朝が早かったので、(きのうは)練習を1時間くらいして、勉強して。2時間くらい。早く寝ました。8時くらいには。父がご飯を作ってくれているので、そのあいだ勉強して」と、キャディを務める父の手伝いもあって、予選会中でも充実の文武両道生活だ。

「学校の試合よりも緊張しない。たぶん父もいるからというのもあるけど楽しかった。学校の試合はキャディもいないし、自分で全部やるので。父はカートを引いてただけですけど、楽しかったですね」と親子で進む道。残り3日間で、上位との差を詰めていく。

山口は1オーバーの61位タイと今のところ圏外だが、一つ戻せば長野と同じ40位内に入る位置。1番スタートで2番から連続バーディを奪うも、そこからショットが荒れて12番までに4ボギー。そこで奇策に出た。「13番からティショットをすべて3番ウッドに変えたら、思うようなショットがでるようになった」と、序盤のミスから大胆な作戦に変更。落ち着きを取り戻し、16番のバーディで一矢報いた。

「アイアンも寄せきれずというのが多かった。パー5でなんとかバーディを獲ってこのスコアという感じですね」と不満は残るが、まだまだ上が見える順位で第2ラウンドを迎える。

その2日目は午前スタート。「課題は明確なので、そこを修正できれば。あとは午前なので天候が穏やかなことを願って」と天気も味方につければ、ビッグスコアが出そうな感触はまだまだある。

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