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本格的なシーズン開幕に「楽しみ」 古江彩佳はショット好調で「自信をもっていくだけ」

古江彩佳は自然体で米本土戦へ(撮影:ALBA)

<LPGAドライブ選手権 事前情報◇22日◇スーパースティション・マウンテンGC(米アリゾナ州)◇6526ヤード・パー72>

優勝者しか出られないチャンピオン大会、予選カットがなく出場人数の少ないアジア連戦を終え、このアリゾナ戦からいよいよ米国女子ツアーは本格化を迎える。2年目のシーズンを送っている古江彩佳は、「これから試合が続いていくので楽しみです」と初めての地でも自然体だ。

米女子ツアーは2週間のオープンウィークがあったとはいえ、古江は高知での国内女子ツアーに出場。「休む暇もそんなになくて」とタフな連戦をこなしての米本土入りとなった。それでもその高知戦では最終日にボギーフリーの「65」でプレーするなど3位タイでフィニッシュ。「日本での試合を楽しめて、自分の状態も知れた」と収穫を手に主戦場に戻ってくることができた。

「下調べをしないので想像もなかったですけど…」というアリゾナだが、開幕前日は地元の住民でも驚くほどの寒さに襲われた。「去年のこのシーズンはあったかいイメージがあったのであまり服を持ってきていない(笑)」とウェアについては困った場面も。それでも「こっちの人たちはカッパを代わりに着ている」と米ツアーでは選手らが上着の代わりにレインウェアを着用するマネをしたりなど、米ツアーには慣れてきている。

コースのキーポイントは「全部(笑)」と話すなか、特に気をつけたいのは「距離感の合わせ方」。グリーンは硬くてよく跳ねるだけでなく、山岳地帯の乾燥地域ともあって晴れればいつも以上に飛距離が出ることも考えられる。「アイアンの距離感を把握したい」と、気候や状況に応じた判断がより重要になってくる。

それでも生命線ともいえるショットは好調で「自信を持っていくだけ」と手ごたえは十二分。「楽しんで、このコースに合わせていけるように頑張りたい」と“古江らしく”意気込んだ。(文・笠井あかり)

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