【ゴルフ会員権】第99回 長野カントリークラブ(長野県)

標高1120メートル。上信越高原国立公園の中心に27ホールがゆったりと展開する。写真は高妻コース9番パー4(429~362Y)

都内から日帰りも可能。長野県を代表する名門クラブ

高ステータスの会員権が100万円台。正統派コースに競技も大充実で値頃感◎

 
1965年、飯綱高原のなだらかな丘陵地に飯綱・戸隠コースの18ホールで開場。73年に高妻コースを増設して27ホールとなった。信濃毎日新聞社社長・小坂武雄氏を中心とした地元経済人達による『NGC(ナガノゴルファーズクラブ)』を起源とし、現在も県内有数の名門クラブとして知られている。
 
コース設計は千葉CC川間C、高坂CC、府中CC、総武CC総武Cなどで知られる富澤誠造。フェアウェイ幅を広く取ったオーソドックスなデザインで、飯綱・戸隠コースはバックティ7018ヤード、コースレート72.8を誇る。開場3年後の68年、県アマ第1回大会の会場になって以来、国体や長野県の各種競技に多数利用され昨年は日本シニアオープン予選を開催、高評価を得て今年も実施予定という。ベント1グリーンの仕上がりも常に良好。競技開催日にはコンパクション22~24、スティンプ11以上とナショナルオープン並みのコンディションを体験できる。
 
12月~3月は冬季クローズとなるが、日本百名山を四方に見渡す雄大なロケーションに加え、真夏でも最高気温が30℃に届く日はわずかという気候。長野市内と比べても5℃程度低いという。正統派のチャンピオンコースでこの快適さは大きな魅力といえるだろう。

直近の会員数は個人会員1,431名、法人会員246名、平日会員(土曜可)8名と27ホールのゴルフ場では少なめ。長野県在住者が87%を占めるが、2番目に多いのが都内在住者(7%)。新幹線停車駅の長野駅から車で30分程と日帰りプレーも可能だ。メンバータイムは土日祝日を除く平日に1人予約枠が1組用意されている。
 
公式競技はクラブ選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、レディス選手権、キャプテン杯(マッチプレー)、月例杯(A組・B組・女子・シニア・グランドシニア・グリーンティー)、理事長杯(男女別)、開場記念杯と充実の内容で参加率も高い。一般・シニア・女子それぞれの研修会も活発に行われているそうだ。
 
また、接待利用や家族、夫婦での来場も多く、会員にはビジター料金から2,000~3,000円引きになる同伴者割引券や、メンバー料金から3,000円引きになるメンバー割引券を送付している。
満60歳以上の会員には生前贈与後もプレー可能な『特別会員』制度があり、入会後7年以上経過している個人正会員が2親等以内の親族に生前贈与した場合、引き続きメンバーとしてプレーできる。
 
名義書換料は550,000円、年会費は33,000円。総費用の概算は160~180万円前後で推移している(いずれも税込)。会員本位の厳格なクラブ運営で客層がよく、コースよし、メンテよし、従業員の応対も評判がいい。ステータスの高い会員権を探している人にもおすすめのゴルフ場といえるだろう。

基本情報

長野カントリークラブ
公式HP:www.naganocountry.co.jp
住所:長野市上ヶ屋麓原2471
TEL:026-239-2121
開場日:1965年7月10日
コース設計:富澤誠造
 

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