PGAの最優秀選手、新人王は誰の手に? ラームら候補者出そろう

最優秀選手候補のジョン・ラーム(左)と、新人王候補のルードヴィッヒ・アベルグ(撮影:GettyImages)

4日、米PGAツアーは2022−23シーズンの“プレーヤー・オブ・ザ・イヤー”、アーノルド・パーマー賞の“ルーキー・オブ・ザ・イヤー”の候補者を発表した。

ジャック・ニクラウス賞として知られるプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにはジョン・ラーム(スペイン)、スコッティ・シェフラー(米国)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ウインダム・クラーク(米国)の5人がノミネート。

ラームは「マスターズ」を制してシーズン4勝。トップ10は10度、4勝はすべて序盤の4カ月間で挙げて、フェデックスカップ・ランキングは18位だった。

シェフラーは「ザ・プレーヤーズ選手権」の1勝に終わったが、トップ10入りは17度でツアー1位。平均ストロークは『68.6』でこちらも1位に輝いた。

ホブランは3勝のうち2勝をプレーオフシリーズで挙げて、フェデックスカップ王者の座についた。マキロイとクラークはそれぞれシーズン2勝。クラークは5月の「ウェルズ・ファーゴ選手権」でツアー初勝利を、6月にはロサンゼルスCCで開催された「全米オープン」を制した。

アーノルド・パーマー賞として知られるルーキー・オブ・ザ・イヤーはルードヴィッヒ・アベルグ(スウェーデン)、エリック・コール(米国)、ニコラス・エチャバリア(コロンビア)、ビンセント・ノーマン(スウェーデン)の4人が候補。

24歳のアベルグはテキサス工科大から今年プロ転向したばかりだが、「ライダーカップ」の欧州チームメンバー入りを果たすなど大ブレーク。フェデックスカップ・フォールの最終戦「RSMクラシック」でツアー初勝利を挙げた。35歳のコールは37大会に出場。未勝利ながら2度の2位に入り、フェデックスカップランクは43位に入った。エチャバリアは「プエルトリコオープン」、ノーマンは「バラクーダ選手権」でそれぞれツアー初優勝を挙げた。

22−23シーズンに15大会以上出場したツアーメンバーによる投票が行われ、締め切りは12月15日。結果は2024年シーズンの開幕戦となる「ザ・セントリー」(1月4日開幕)で発表される。(文・武川玲子=米国在住)

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