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比嘉一貴は欧州Vねらえる位置で最終日へ 4打差追撃に「前半からガンガン攻めていく」

比嘉一貴は欧州ツアー優勝なるか(撮影:Getty Images)

<タイランド・クラシック 3日目◇18日◇アマタスプリングCC(タイ)◇7505ヤード・パー72>

首位と3打差を追いかけたムービングデーは、その差を縮めきれない一日となった。比嘉一貴は6バーディ・2ボギーの「68」で回り、トータル14アンダー・5位タイで最終日に進む。

2日目に8バーディ・ボギーなしの「64」を叩き出し、3位タイまで浮上した比嘉。3日目も出だし1番でバーディ発進を決めると3番、5番でも伸ばして流れに乗った。だが、8番でこの日初めてのボギーとすると、折り返して3バーディを奪って迎えた最終18番でもボギー。「いいスタートができたけれど、ところどころチャンスを決めきれなかったり、ボギーも2つ出てしまった」と、悔いの残るラウンドとなった。

バーディ合戦となった今大会は、トータル18アンダーが単独首位。比嘉がバーディを獲っても、相手に獲られてと、その差はなかなか縮まらず、むしろ差は1打開いた。

これで欧州ツアーは5戦目、主戦場となった今季としては2戦目。「非常に選手層が厚くて、レベルの高い選手がたくさんいるので、本当に日々意識が高まります」。欧州だけでなくアジアンツアーにも出場するなど海外を転戦し、収穫の多い新シーズンを送っている比嘉。その連戦で「タフなコースでもいいプレーができれば自分の自信になる」と手ごたえと収穫、そして課題を得て、少しずつ成長へとつなげている。そのなかでのこの優勝争いは、まさに、これからの自信を確信に変えるチャンスだ。

「やはりフロントナインで5アンダー以上出さないと追いつけないスコア」と首位の背中を追いかける最終日。それでも、2日目に大爆発できたという自信もあるはず。「前半からガンガン攻めていくことを意識して」とギアを入れ直してバーディトレインに乗ることができれば、おのずと海外ツアー優勝も見えてくるに違いない。

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