クラブ契約フリーの川崎春花 高校から使うシャフトに絶大な信頼「あれに勝るものがない」【勝者のギア】
<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日◇7日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6667ヤード・パー72>
今季の国内女子ツアーの折り返しとなる19戦目の最終日は、単独トップで出た川崎春花が4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。トータル18アンダーで逃げ切り、ルーキーイヤーだった2022年の「マスターズGCレディース」以来となる通算3勝目を果たした。
以前の2勝と、ウッドやアイアン、シャフトの多くもそのまま使っている川崎だが、パターだけは昨年終盤の「大王製紙エリエールレディス」のプロアマ日から変更し、ノンインサートのブレード型から現在のAiフェースのマレット型に。他のクラブもあまり替えない理由をこう話す。
「優勝した時のセッティングは替えずにやろうと思っていたので、そこは考えずにスイングにだけ着目してやっていました。(シャフトはジュニアから同じ?)3Wは違ってウッドは1Wと7W。アイアンはまたシャフトが違う。あのシャフトとヘッドは気に入っていて高校の時からずっとあれ(イミドアンドサンズ)。良いのがあったら替えようと思いますが、あれに勝るようなのがまだ無いし今も信頼を置いているので手放しにくい。たまに他も試しますが、あれが一番良いです。
(パターを変更した理由は)距離感がまちまちで全然入らなかったので、替えてみました。(大会最終日のシビアな)7番、8番のパーパットは緊張しましたし、痺れたけど、今週はパッティングがよく決まってくれたのでうれしかったです。クロスハンドにしたら手首を使わなくなるから、手首が悪さをしない。私は手が悪さをするのですが、クロスハンドにしたら振るだけなので、『自分でえいっ』っていうミスがあまりないです」
昨年は、不振に陥り何度も涙を流した。「ゴルフ場に行くのも嫌だった」というほど悩んだことも明かした。クラブを外側に上げて高いトップを作り、パターもクロスハンドに変えるなど、自力で積み上げ直した新たなスタイルで、これからも勝利を重ねていく。
【川崎春花の優勝ギア】
1W:テーラーメイド SIMグローレ(10.5° イミドアンドサンズPROTO)
3W:テーラーメイド SIMグローレ(15° アッタスMB-FW S)
7W:テーラーメイド SIMグローレ(21° イミドアンドサンズPROTO)
5,6UT:スリクソン ZX MK II(25,28° スピーダーTRハイブリット75S)
6I~PW:ミズノMizunoPro719(シンカグラファイト レクシアIL7・LT)
48,52,58°:キャロウェイ JAWS RAW(48° レクシアIL7・LT 、52&58° N.S.PRO 850GH neo)
PT:オデッセイ Ai-ONE MILLED SIX T CH
BALL:ブリヂストン TOUR B X
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