5バーディ奪うも悔しさ募る内容 畑岡奈紗は1週オフでメジャーシーズンへ
<ミズホ・アメリカズオープン 最終日◇4日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>
最終日の猛チャージを目指した畑岡奈紗だったが、5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「72」と伸ばせず、トータルイーブンパーの33位タイで4日間を終えた。
「全体的にはショットもパットもかみ合わなかった」と唇をかむ。そんな中でもバーディの数は4ラウンドで最も多い5つ。「後半2つ、決めたい距離が決まってくれたので、そこは良かった」と16番で5メートル、16番で6メートルをカップに沈めたのは次戦以降への明るい材料だが、根本からの見直しは急務だ。
前日は「パッティングはゼロ点」と切り捨てた。この日も100点満点で「3点くらい」と超辛口評価。「ちょっとねじれているように見える」とストロークの問題から来る転がりは依然、改善の余地あり。
次週はスキップし、2週後の「マイヤーLPGAクラシック」に出場したあとは「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、「全米女子オープン」、「アムンディ・エビアン選手権」、「AIG女子オープン」と1カ月半でメジャー4試合をこなす日程。「メジャーに向けて考えることは多い。その前に1試合あるし、修正しないといけないところがたくさんある」と、1週間のオフでは忙しくなりそうだ。
9番で放ったダブルボギーはドロップ気味のボールが出てしまい、想定外の池に入ってしまった。ショット面でも気持ち悪さが残る。「自分のスイングがどうなっているのか。考えることが多くなっているのは良くない」と課題点は多い。1週間という限られた時間で、どこまで強い自分を取り戻すことができるか。メジャーは待ったなしでやってくる。(文・高桑均)
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