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マイナビネクストヒロインツアー初参戦の地で復調を目指す佐渡山理莉 「まずはいい感覚を取り戻す試合にしたい」 

最終ホールのパー4で果敢に池越えワンオンに挑んだ佐渡山理莉(撮影:鈴木祥)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第5戦 マイナビカップ◇5日 事前◇成田ゴルフ倶楽部(6419ヤード・パー72)>

マイナビネクストヒロインゴルフツアー第5戦「マイナビカップ」が、いよいよ明日6月6日に一日競技で開催される。同ツアーポイントランキング7位を走る佐渡山理莉が、デビュー戦の地での復調を目指す。

佐渡山は思い切りのよさが魅力の選手。第4戦「Sanrio Smile Golf Tournament」での最終ホール(パー4)では、他の選手が刻む中でも果敢に池越えのワンオンに挑み、グリーン手前のラフに着弾させるショットを見せていた。本人は、フェアウェイから攻めると「落とすところが狭かったので、刻んで池に入れるなら、ワンオンを狙って池に入ったほうがいいかなと思って」と、思い切りのよさが伝わる発言。

しかし、ただ無謀に挑んだわけではなかった。練習ラウンドでワンオンを狙えることは「確認済み」。それに加えて当日の風向き、距離を加味して「池は越えられる」と判断し、ドライバーを握ったと話す。残念ながらスコアにはつながらなかったものの、佐渡山の攻めるスタイルは見ている人を魅了する力がある。

ただし、第5戦「マイナビカップ」では、「ピンを狙わずにパーオン率を上げようということだけを考えています」とあえて攻めない作戦で挑む。その理由は、ここのところ「アイアンの調子がかなり悪い」からだという。また、「3戦目、4戦目が意気込みすぎていたところがあるので、今回は落ち着いて冷静にプレーして、優勝できれば嬉しいですけど、まずはいい感覚を取り戻す試合にしたいです」と、話す。

一日競技では、一度つまずくとなかなか調子を取り戻すことが難しい。まずはきっちりとパーセーブして流れをつくり、要所で佐渡山らしい攻めのプレーが見られることを期待したい。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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