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時間差バックスピン!? 奇跡のホールインワンにギャラリーも実況席も大興奮

米国ツアー10勝の大ベテラン、ファジー・ゼラー[写真は2022年](撮影:GettyImages)

米国男子ツアーが公式インスタグラムを更新。「あなたは、このファジー・ゼラー(米国)のエースを信じられますか?」と記すと、過去の動画集の中から見つけ出した驚きの一打を公開した。

ゼラーは72歳になる大ベテラン。これまで米国ツアーではマスターズと全米オープンのメジャー2勝を含む10勝、欧州ツアーでは2勝、PGAツアーチャンピオンズ(シニアツアー)でも2勝を挙げている。

176ヤードのパー3でゼラーが放ったショットはグリーンのカラーに落ちると、ラフに入ったギリギリの所にストップ。実況アナウンサーは「これは良くないライです。難しいアプローチになるでしょう」と伝えると、解説者だろうか「フー、フー!」と息を吹きかける音も聞こえてくる。

すると、まるでその息が届いたかのようにボールはゆっくりと動き始めた。アナウンサーも「あれ、ちょっと待って、動き出しましたよ。信じられません」と興奮気味。ボールはカップに向かって転がると、そのまま入って驚きのホールインワン達成となった。

この日のラウンド後、インタビューに答えたゼラーは、「7番アイアンでフェードをかけて打ったんです。でもフェースの上に当たってしまいました。ショットとしては最悪でしたが、結果は最高でしたね」「私はすでに歩き始めていたので、ボールが動きだしたのは見ていませんでした。本当に信じられません」と、この一打を振り返った。

アナウンサーから「時間差のバックスピンですね、素晴らしい!」と褒められても、「いや、フェードのかけそこないです。ボールが動くのをちゃんと見られなかったのだけが残念ですよ」と謙虚な姿勢は崩さなかった。

この動画を見たファンも驚きを隠せない様子。「どうやったの? 風? 方法を知りたいよ!」「ボールは完全に止まっていたよね。磁石でも使ったのかな?」「リモコンボールかい? 私だったら10数個は必要だね。とにかく、おめでとう」「ボールを撮り続けたカメラマンは偉いね!」など、たくさんのコメントが寄せられていた。

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