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岩田寛は今週も“冷めっぱなし作戦”で優勝争い!? 「高ぶったら、いいことなさそう」【上位選手のコメント集】

好調・岩田寛が今週もV争い(写真は先週の日欧共催大会)(撮影:GettyImages)

<中日クラウンズ 3日目◇29日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
 
前週行われた欧州ツアーとの共催試合では、最終日後半の猛チャージで「65」をマークし、日本勢で唯一トップ10となる4位に入った岩田寛。ホールアウト後は「怒ると余裕がなくなるから、冷めっぱなしでした」と話していた。その岩田が今週も3日目を終えて、首位と1打差のトータル10アンダー・2位と優勝争い。2年ぶり2度目の大会制覇へ好位置で最終日を迎える。

首位を1打差で追ってスタートしたこの日、最初にスコアが動いたのは3番パー4。3パットのダブルボギーを叩き、「ちょっとイライラして、今日はダメだなと思いました」と、やはり気持ちは冷めていた。それでも前半にいくつかバーディパットを外して「読みが微妙にずれている」と気づき、後半は「もうちょっと集中してラインを読むようにした」。すると、10番からの3連続を含む、バックナインで5つのバーディを固めて、優勝戦線にカムバックした。
 
21年に勝っている得意コースだが、「高ぶったら、いいことなさそう。とりあえず、このまま行きます」と“冷めっぱなし作戦”は継続する模様。逆転優勝に向けても「考えてないですね。やることを一生懸命やるだけです。後半いい位置にいたら、変わってくるんじゃないでしょうか」と淡々という。優勝争いが佳境を迎えるサンデーバックナインでは、熱く燃えた岩田が見られる!?
 
その他、上位選手たちのコメント集。
 
■星野陸也(トータル11アンダー・単独首位)
「ショットが前の2日間よりいい感覚になっているので、きょうはすごく良かった。ちょうど3つ、4つ伸ばせたらいいなと思っていたので、自分の予想通りに4つ伸ばせたのは大きいと思います。今週はグリーンをピンサイドに外したら本当に大変なので、しっかりいいショットを打っていきたい」
 
■蝉川泰果(トータル7アンダー・3位タイ)
「首位と差はあるんですけど、(同組の星野と岩田が)どういうプレーをされるのかを見て、チャンスがあれば一気に縮めていければ。自分がゾーンにハマる瞬間があれば、また明日行けるんじゃないかと思います。とにかくいいプレーを心がけるだけです」
 
■堀川未来夢(トータル7アンダー・3位タイ)
「追いかける立場で攻めていきたい欲が決勝ラウンドに出てきたんですけど、そこがいい方向に転ばなかった。ちょっと悔しいですね。明日はあまりピンに果敢にいってもいいことがないので、欲張らずに回れば、チャンスが来るかもしれないですね」
 
■服部雅也(トータル6アンダー・5位)
「今日初めてレギュラーツアーの最終組で回って、崩れるんじゃないかと思ったけど、割と自分なりにできました。(同組の星野と岩田は)ピンを攻めていくので上手いなと思いました。僕はそこのレベルには達してない。明日は引くときは引いて、行くときは行く。メリハリをつけて、5打差ありますけど優勝を目指します」
 
■今平周吾(トータル5アンダー・6位タイ)
「前半は流れ的にもいい感じだったんですけど、ちょっと決めきれなくて。もうちょっと伸ばしたかった気持ちはあります。でもまだ明日が残っている。バーディが獲れるところは獲れるコースなのでチャンスはある。ティショットはそんなに悪くない。あとはアイアンショットの少しの距離感と、パットがもう少し入ってくれれば」
 
■石川遼(トータル5アンダー・6位タイ)
「(18番バーディ締めで)ずっと前向きにはやれていたし、いい終わり方ができたという感じ。打った瞬間に完璧だと思えるようなパットをどれくらいの確率で打てるか。内容は今日のほうが良かった。明日もこういったパットができれば。バックナインで可能性のある位置でプレーしたいですね」
 
■金田直之(トータル5アンダー・6位タイ)
「今までのギャラリーの数と全然違いますし、カメラもけっこうあった。自分のなかでは気にならずにプレーできたのが良かったんですけど、最終的にちょっと崩してしまったのが残念なところです。ここまで来たら目の前の一打に集中して、優勝という二文字を狙えるようなゴルフがしたい」

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