手首痛のスピースが痛々しい姿でコース入り、出場はまだ不透明…

左腕には痛々しいテーピング(撮影:GettyImages)

<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇16日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>

開幕を2日後に控えた火曜日の午後、ジョーダン・スピース(米国)が「全米プロゴルフ選手権」の開催コース、オークヒルCCに到着。左手首からヒジにかけて痛々しいテーピングを施された状態で約70分間、練習上ですべてのクラブで球を打ち、ケガの状態を確認したあと、ジョン・ラーム(スペイン)とコースへと出て9ホールのラウンドを行った。

スピースは10日ほど前に左手首を痛め「過酷な状態」とし、先週の地元テキサス州ダラスでの大会、「AT&Tバイロン・ネルソン」を欠場。「ドクターからは手首は休養が必要だと診断された」と発表していた。

この日の練習場でもコースでも痛みを訴えるしぐさは見せず、動きの制限も見られなかったものの、本戦に出場できるかは不透明。

オークヒルCCの深いラフが手首にどのような影響を与えるかを慎重に見極めたいとし、メディアの取材は水曜日に行われる。

スピースは2週前のPGAツアー、「ウエルズ・ファーゴ選手権」で予選落ち。その週末から左手首の痛みを発症した。先週は休みをとり治療に専念し、前日の月曜に自宅でショットを行ったあと、手首の状態を確認すべくニューヨーク州へと移動した。この日の午後は時折風速10m/秒を超える突風が吹く中で、2カゴのボールを打ち込んだ。

29歳のスピースはメジャー3勝、2015年に「マスターズ」と「全米オープン」で勝利、17年には「全英オープン」も制し4大メジャーすべてに勝つ“キャリアグランドスラム”まで、この全米プロ選手権を残すだけとなっている。

出場すれば初日は現地時間午前8時22分にシェーン・ローリー(アイルランド)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)と10番からスタートする。

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