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松山英樹と同組のヤングが2ペナ 一方のミケルソンは罰打をセーブ

うっかりミスで予選落ちとなったキャメロン・ヤング(撮影:GettyImages)

<全米プロゴルフ選手権 2日目◇19日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>

予選ラウンド2日目、松山英樹、トミー・フリートウッド(イングランド)とともに10番からスタートしたキャメロン・ヤング(米国)にケアレスミスから、2ペナルティーの“悪夢”が起こった。

問題が起きたのは前半の16番パー4。ヤングはピン奥17メートルからのバーディパットをわずかにショート。60センチのパーパットを残しマークした。ところがこのマークが松山、フリートウッドのライン上でパターのヘッドで移動。松山、フリートウッドがともにホールアウトして自身がパーパットを打つ際に「うっかり」マークを戻すことを忘れてしまった…。

しばらくは誰も気づかずプレーは続行されていたが5番ホールで競技委員が同組に近寄ってヤングのミスを指摘。結果はルール15−3Cに抵触。「ヤングは誤った箇所からのプレーで2罰打」を通達され、16番パー4のスコアは「4」からダブルボギーの「6」へと修正された。トータル4オーバーから6オーバーへ、動揺したのか6番パー4でもダブルボギー、最終9番もボギーにするとトータル9オーバーで予選落ちとなった。

「僕がマークを動かしてと言ったから…申し訳ない。いつも僕はもとに戻して、と言うのに」とフリートウッド。ヤングはコメントせずにコースを去った。

一方、競技委員に助けられたのはフィル・ミケルソン(米国)。難易度の高い6番パー4でティショットを右のクリークに打ち込むと、ボールが最後にペナルティーエリアを横切った場所の後方にドロップ、さらに2クラブレングス内のドロップの処置をし、同組のリッキー・ファウラー(米国)に確認。ファウラーは親指を立てて「オッケー」と処置を了承した。

ところがそこにフェアウェイを横切って競技委員が登場。ミケルソンがとった処置は昨年までのルールで、今年から施行された新ルールでは「後方線上にドロップして、どの方向にも1クラブレングス以内」となった。

競技委員がそう通達したが、ミケルソンはすぐには納得せずにもう一人競技委員を呼ぶことを要求。ところが結果は今年から変わった新ルールでミケルソンが間違っていることが分かった。もしミケルソンがそのまま打っていたら1罰打が加わるところだった。

「僕はルールが変わったことを知らなかった。競技委員が1罰打を助けてくれた。とても感謝している」とミケルソン。トータル5オーバーでホールアウトし、ギリギリ予選通過が叶った。

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