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飛ばし屋ルーキー・神谷そら、アイアンは「右サイドでさばいて」7番で170ヤード!

7番アイアンでも170ヤード飛ばす神谷そら(撮影:佐々木啓)

今季ツアー初優勝を遂げたルーキーの神谷そら。前週はプレーオフで菅沼菜々に惜敗したが、初日を1オーバー・74位タイと出遅れたにもかかわらず、2日目に驚異の「61」、最終日も「66」を出してトップに追いつく爆発力をみせた。

ドライビングディスタンスで平均258Yを記録している女子ツアーNo.1の飛ばし屋は、7番アイアンでも170ヤードを打つ。バーディチャンスを量産するアイアンショットではどんなことを意識しているのか。ゴルフ雑誌ALBA874号の中でじっくり語っている。
 
「私がアイアンショットで大事にしているのは、ボールを右サイドでさばいて、ややダウンブロー軌道に捉えることです。アマチュアの方の中には、ダウンブローの意識が強過ぎて上から打ち込もうとする人がいますが、それでは上体が左に突っ込んでしまいます」
 
神谷の場合、手元を真下に下ろしてヘッドを右足のヨコに落とす意識を持って振っているという。下ろしたあとに体を回してインパクトを迎える感覚だと語る。
 
「ダウンスイングでは、胸を右に向けて右手で下ろす意識を持つといいと思います。切り返しからいきなり上体を回そうとすると、振り遅れるので注意してください」
 
実際のインパクトする際はどんなイメージで打っているのだろうか。「インパクトでは右足5:左足5の体重配分にするのもポイントです。頭をボールの上にキープできるので、手元を低く保ってややダウンブロー軌道で打てます。体重移動を意識するとアーリーリリースになるので気を付けています」。
 
さらに、神谷が意識しているのはシャットフェースで下ろすことだ。「フェースを開いて下ろしてくると、上体が伸び上がります。そうならないように右手のヒラをボールに向けて下ろすようにしています。そうすると、前傾をキープしながらダウンスイングに入れます」。
 
まだまだうだるような暑さが続くが、本格シーズンを前にベストスコア更新を目指すアマチュアにとってアイアンの精度は不可欠。切り返しで左に大きくシフトせずにインパクトで5:5の体重配分で打つ神谷流のアイアンショット術は参考になりそうだ。

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