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西村優菜は中国でも好調をキープ 「ストレスがたまるゴルフ」でも13位の上々発進

西村優菜は中国でも好調をキープ(写真は先週のもの)(撮影:GettyImages)

<ビュイックLPGA上海 初日◇12日◇チージョン・ガーデンGC(中国)◇6672ヤード・パー72>

ここ2試合を3位、13位で終えている西村優菜が、中国でも好調だ。初日を4バーディ・1ボギーの3アンダーで終え、4人が出場する日本勢最上位の13位タイと上々の滑り出し。ラウンド後には大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、「ミスショットもミスパットもいくつかあってストレスがたまるゴルフでもあったんですけど、なんとかスコアをまとめられたかなと思います」と話した。

10番で“おはようバーディ”と気持ちよくコースに繰り出した前半は、パーになったホールもショットがまとまっている場面が多く、持ち前の安定感を発揮。そして16番パー3では3メートルのバーディパットを決め、快調に歩みを進めていく。この16番では少し待ち時間も発生したが、「もう1度体を動かすことを意識してティショットに入りました」と集中も切れることはない。

1番でバーディを奪った後半だが、2番パー3ではティショットがバンカーに入り、それがボギーにつながった。さらに4番で2.5メートルのバーディパットを外したり、最終9番では決めたものの2メートルのパーパットを打たされるなど、かみ合わなさも感じることに。それが冒頭の“ストレス”につながってくる。

先週まで米国で戦い、今週は中国という過密日程もあって、事前準備が万端とは言えない。それは第1ラウンドを終えた後の「コースも徐々に分かってきた部分もある」という言葉からも伝わってくる。「フェアウェイもラフもティフトンのような芝で沈んでしまってすごく難しい印象がある。きょうはドライバーも安定していたので、あまりラフに入れずに切り抜けられた」。神経を使うポイントも頭に入れながらの18ホールになった。

ここ2試合の活躍で、ポイントランキングも一時のシード圏外(81位以下)から急上昇。現在56位で、来季のシード権獲得は確実という状況になった。あとは最終戦出場権の60位以内、そして初優勝を狙う立場だ。「アンジュレーションがすごいので同じ面に乗せることを意識してセカンドを打ってます。要所要所難しいところもあるので、マネジメントに集中して頑張りたい」。中国から始まるアジアシリーズで、さらにその足場を固めていきたい。

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