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古江彩佳は“ピンクパンサー”とのラウンドで上々発進 兵庫以来の“再会”に「優しい(笑)」

ピンクが好きなことから“ピンク・パンサー”のニックネームを持つポーラ・クリーマーと一緒にラウンドした(撮影:ALBA)

<ショップライトLPGAクラシック 初日◇9日◇シービューGC ベイC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>
 
出だしの10番パー4で2打目をピンそばにつけバーディを奪うと、中盤も3連続バーディを重ねボギーは一つ。古江彩佳は3アンダー・13位タイ発進に「落ち着いてできた」と納得の表情を浮かべた。

3戦連続トップ4を継続中。調子が悪いわけはない。出遅れが許されない3日間大会で、しっかりと初日をアンダーで終えた。午後2時近くのスタート。風も不規則に回り、ポアナ芝のグリーンもこれまた不規則に跳ねる状況で、後半はオールパー。「バンピーなグリーンのなかでも初日からアンダーパーで回れてうれしい」と合格点をつける。
 
「ショットがよくて」と、16番では8番アイアンで1メートル、17番の短いパー3では50度のウェッジで2メートル、18番パー5では3打目を1.5メートルにつけるなど、ショットがさえた。後半は海辺が近く風のジャッジも大変な中、持ち前の集中力を切らさずに、安定感を武器にスコアをまとめた。
 
この日は「気楽にラウンドできた」と同伴競技者にも恵まれた。穏やかなマチルダ・キャストレン(フィンランド)と、いまだ人気抜群のポーラ・クリーマー(米国)とのプレー。親日家のポーラとの会話もリラックスできた要因の一つだ。
 
ポーラといえば兵庫県のマスターズGCで開催される国内女子ツアーに何度も参戦。兵庫県出身の古江もジュニア時代に生観戦をしたという。「ピンク(笑)」というイメージそのまま、“ピンクパンサー”の異名を持つポーラとのはじめてのラウンドで「優しかったです(笑)。お菓子の話になって、私はお菓子は持ってなくて、ライスボール(おにぎり)だけ持っています、と言いました」。ほのぼの会話でプレーが進んだ。
 
「しっかり追いついていきたいなと思います」と、残された2日間で上位追撃に入る構え。2日目もピンクパンサーとのラウンド。絶好調のプレーを続け、“Ayaka Furue”をさらに印象づけておきたい。(文・高桑均)

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