「夢みたい」20歳ルーキー・神谷そらが快挙 史上6人目の初出場V

20歳の逸材・神谷そらが女子プロ日本一の称号を獲得した(撮影:上山敬太)

<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 最終日◇10日◇パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)◇6755ヤード・パー72>

20歳の逸材が快挙達成だ。ルーキー・神谷そらが「68」をマークし、トータル12アンダーで逆転優勝。大会史上6人目となる初出場・初優勝を決めた。

最終組でティオフした神谷は、1番で幸先良くバーディを奪取。その後も4番、9番でスコアを伸ばし、トップタイでサンデーバックナインに入った。10番のバーディで単独トップに立つと、後続に追いつかれることなくゴールテープを切った。

優勝スピーチでは「1年前のこの時期はまだアマチュアで、テレビで見る側でした。こうしてこの舞台に立って、この一週間はすごく楽しくプレーできて、メジャー優勝を挙げることができました」。感無量といった様子で笑みをこぼした。

今年4月には「フジサンケイレディス」でルーキー一番乗りとなるツアー優勝。そして早くも女子プロ日本一の称号を獲得した。昨年の川崎春花、今年の神谷と、2大会連続での初出場・初優勝は史上初だ。

「ルーキーシーズンで2勝というのは夢みたいで、まだ実感はありません。残りのシーズンも優勝を目指して、一日一日努力していきます」。ツアー屈指の飛距離を誇るニューヒロイン。屈託のない笑顔が長崎の青空に映えた。

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