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レギュラーツアー出場権喪失も前向き「ドンと来いです」 河本結、前半戦の“収穫”とこれからの“課題”

明るい表情でラウンドした河本結。前向きに課題と向き合っていく(撮影:米山聡明)

<ニチレイレディス 2日目◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6621ヤード・パー72>

ツアー1勝の河本結はトータル3オーバーの86位タイで予選落ちに終わり、今大会終了後に実施される第1回リランキングでレギュラーツアーの出場権を失うことが確実となった。昨季はメルセデスランキング52位。同51位から55位までの選手に与えられる前半戦出場権でここまで16試合に出場したが、予選通過はわずか2試合で最高成績は43位タイだった。今大会前の暫定リランキングは68位。ツアーに継続して出場するには35位前後には入る必要があった。

初日の95位タイから巻き返しが必須だった2日目は4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」。わずかに順位は上げたものの、予選通過には5ストローク及ばなかった。「オフにスイングを変えて、このスイングでは試合で自分の思った通り打てないんだということが分かりました。それが前半戦の収穫ですね」。新しいスイングでは本人が右にミスしたと感じても、ボールは左に飛ぶなど、感覚と結果が全くかみ合わなかった。

従来のスイングに戻すことを決断したのは先週の「宮里藍サントリーレディス」から。2日目には今季初の60台となる「69」をマークし、2カ月ぶりの予選通過を果たした。結果としてはいい流れを今大会につなげることはできなかったが、本人は前向き。「ドンと来いがキーワードです」と苦しい状況にも正面から立ち向かう覚悟だ。

精神的にはどん底に落ちた時期もあった。「やる気が出ないというか、どんな練習をすればいいのか、何を頑張ればいいのか分からなくなって、頑張りようがない時期もありました」。不調の原因としては昨年12月から指導を受けている奥嶋誠昭コーチとの意思疎通が十分ではなかったことが挙げられる。先週、スイングを元に戻したことを伝えずに動画を送ると、コーチからは「やりたいことができている」という返事があったという。

「やりたいことは同じなのに表現や感覚が違っていたんだと思います。もっと自分が感じていることや意見を伝えるべきだった。コーチは必要だし、これからも指導を受けていくつもりですけど、私自身が自立した選手にならないといけない。もうそういう年齢なんだとも思っています」。今後は対等な立場での選手とコーチの関係を模索していくつもりだ。

再度スイングを変えることで、トレーニング方法なども大幅な見直しが必要になる。「試合に出られなくなることでスイングと向き合う時間は作れると思います。シーズンが始まって数試合の時点で、今季はQTを覚悟していたので、そこに照準を合わせて、来季の開幕を万全の状態で迎えたい。今はそれだけです」。改めてキーワードは“ドンと来い”。今後は主催者推薦での出場機会を伺いながら、復活に向けたスイング作りを本格化させていく。(文・田中宏治)

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