
仮釈放中のA・カブレラが母国アルゼンチンで実戦復帰! 初日はイーブンパー!
仮釈放中のアンヘル・カブレラが母国で実戦復帰を果たした(撮影:GettyImages)
「マスターズ」、「全米オープン選手権」と2度のメジャーチャンピオンに輝いたアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が、アルゼンチンのアビエルト・デル・リトラルで開催されている「ザ・コーストオープン」に参戦。初日はイーブンパーの「71」でホールアウトした。
元ガールフレンドへの暴行などで2年半の実刑判決を受けた54歳の元メジャーチャンピオンは今年8月にアルゼンチンで仮釈放。以来ツアー復帰を目指してきた。
4日間の72ホールで戦う同大会はカブレラにとって2020年のPGAツアー・チャンピオンズ(米シニアツアー)に参戦して以来の実戦で、3バーディ、3ボギーをマークした。地元紙によると「ティーショットは素晴らしかったが、ショートゲームが乱れた。しかし素晴らしいメンタルだった」と評された。
スペイン語でアヒルを意味する“エル・パト”の愛称で親しまれたカブレラは屈指のロングヒッターとして知られ、メジャー2勝を含む世界中で53勝を挙げた南米出身の大スター選手で、母国アルゼンチンでゴルフの知名度を大きく挙げた。
今後、PGAツアーツアー・チャンピオンズでの復帰を目指すカブレラだが、PGAツアーからは出場資格の復活等はまだ発表されていない。また「マスターズ」は歴代優勝者としての出場資格を有するが、例年12月末に送付されるオーガスタ・ナショナルGCからの招待状がカブレラに届けられるかは分からない。(文・武川玲子=米国在住)
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