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原英莉花は悔しいシーズンからの復活へ 「“気持ちは体を動かす”ことを学んだ」【開幕戦注目選手】

原英莉花のヒョウ柄猫耳も大きな話題に!(撮影:Getty Images)

ツアー通算4勝、うちメジャー2勝の原英莉花にとって、2022年は「結果でいうと未勝利で終わり悔しいシーズン」だった。だからこそ、今年の目標は明確だ。「前半戦での優勝、年間複数回優勝」を掲げ、加えて「ロレックスランキング75位以内」を目指す新たなシーズンが始まる。

昨季は初夏に優勝争いを演じるなど調子を上げたが、序盤の出遅れは大きく響いた。メルセデス・ランキング(MR)50位以内に与えられるシード権、そして優勝者とMR上位者のみが出場できるツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場権獲得には「最後までギリギリで気の抜けない戦い」が続いた。

「1カ月くらい、日々の生活で緊張状態を経験したことは初めてだったので、乗り越えられてホッとしました」。最終的にはなんとかリコー杯への出場を叶え、MR31位でシード獲得。「シード権を獲れたことは本当に良かったですし、“気持ちは体を動かす“ことを学んだシーズンでした」と胸をなでおろしたが、それも束の間、ここから闘志に燃えた冬は始まった。

このオフは「一つひとつの体の可動域に着目し、連動性、再現性のあるスイング」を目指し、トレーニングと練習に励んでいる。シーズン中の6月には「最悪、今シーズンを棒に振ってでもという思いはあります」と明かしながら、本格的なスイング改造を宣言していた。これまでトップ10入りのない沖縄戦では「毎年、上手く開幕戦に臨むことができていない」というイメージもあるが、「調整不足にならないよう、準備をしたい」と開幕戦からの上位争いをねらう。

21年の最終戦を終えて95位だった世界ランキングは、22年終了時点で127位まで落ち込んでしまった。復活Vに向けて―。「1年に1度の沖縄での大会なので、いいプレーをお見せしたい気持ちです」。2月15日に24歳になったばかりの原。新たな決意を胸に、人一倍強い気持ちで沖縄に足を踏み入れる。

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