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「託児所に感謝」 横峯さくらがはじめて家族3人だけで試合会場へ 

息子を託児所に預けて試合に挑む横峯さくら(撮影:鈴木 祥)

横峯さくらが自身のインスタグラムを更新。「アース・モンダミンカップ」では託児所が用意されたおかげで、はじめて家族3人だけで試合会場に来たことを公開した。

投稿されたのは“Childcare Center〜託児所〜”と記された看板の前で、2歳の長男を抱きしめる写真。そして「託児所を設置してくださった住友商事様、住商アグロ様、本当にありがとうございます」と、託児所の運営に携わっている企業に感謝の気持ちを綴った。
 
「ツアーをまわりながらの子育てはなかなか過酷でしたが、託児所が試合会場にあるだけでこんなに試合に参加しやすくなるのかということを実感している今週です」と、一児の母でありながらツアーを戦う選手の苦悩を語り、試合会場に託児所が設置されることによりママゴルファーでも出場しやすい環境になるという希望も明かした。
 
最後には「託児所パワーを頂き、上位で戦えるよう頑張りたいと思います」と、息子と共に同じ会場内で戦えることの喜びも。
 
この投稿にファンからは「素敵な親子ショット」「目元がママによく似てますね」「託児所助かりますね。頑張ってください」「託児所増えるといいですね〜」と、試合会場での託児所設置への賛同のコメントも多く集まった。
 
米国女子ツアーでは20年以上前から毎試合、当たり前のように託児所が設置されてきたという歴史もあり、日本の女子ツアーにおいても託児所の常設はJLPGAが長年検討してきた課題であった。
 
しかし日本でも「JLPGA Welcome Babies & Kids Project Supported by 住友商事」という新プロジェクトが今年の5月から動き出し、実際に先月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の会場にも託児所が設置され、若林舞衣子が子供を連れて参加する姿がオフィシャルサイトで報じられた。全ての試合会場でとはいかないが、だんだんと託児所が設置される試合は増えていきそうだ。
 
横峯は2021年の出産後は育児とツアー参加を両立させるために遠方のツアーの度に居住を一時移したり、体調を崩した長男の看病のためツアーを離脱したこともあったりと、幼子を抱えながらも第一線で活躍し続けるためにあらゆる努力をしてきただけに、今後のJLPGAツアーでの託児所設置は切実な願いといえるだろう。

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